【2025受験生向け】社労士試験で効率的に合格する知恵を一発合格者が紹介!【勉強開始前】
はじめに
こんにちは~!ちえぶくろです!!
今回は【2025年8月の社労士試験で効率的に合格したい人】に向けた、本格的な試験勉強を始める前に知るべき方向性や考え方と知るべき情報をご紹介します。
対象とする不安・お悩み
2025社労士試験に今から挑戦しようとしている方たちは
社労士試験って難しいって聞くけど、どこが難しいんだろ?
ボクにも挑戦できるかな?
色々なサイトを見たけど、広告ばかりでどうすれば社労士試験で効率的に合格できるかイマイチわからないんだよなー
このような不安やお悩みを抱えているはずです。
お任せください!!
この記事とブログのめざす目標
本気で皆さまの不安とお悩みを解消したく、この記事を書きました。
なので3万文字超え、端から端までしっかり読むと3時間程度かかります。
長いな!本かよ!!とツッコミが飛んできそうですが、
しかしその時間で
社労士試験に挑戦しようと思ったけど難しそうだから止めた。。。
効率的に合格できる方向性が見えてきた!やったるで~!!
などど勉強前にすっきり解決できたら嬉しいですよね。
この記事は全部読めば必ずあなたの不安や悩みを解消させる自信があります。
それぐらい魂をこめました。
はっきりいって2024年4月現在で、今から来年度の試験に挑戦しようという志の高い方々は全員が一発合格できると私は思います。
あとは方向性や考え方を間違えずに正しい努力を継続できるか?だけです。
ご安心ください!!
一発合格した私が当ブログで「全て」社労士試験で効率的に合格する知恵を教えます!
この記事を読み終わったときからが、皆さまが一発合格する序章のはじまりです。
当ブログを参考にして、皆様も合格の喜びに酔いしれて欲しいと切に願っております。
この記事で伝えること
【社労士試験で効率的に合格するための考え方と方向性】に加え、【社労士試験が難しい】と言われている理由や【合格率の低さ】の理由、さらに【私が使っていたアプリ等】もあわせてご紹介します。
以下はこの記事の要約です。
私のプロフィール:2023年度社労士試験に働きながら一発合格。約1年におよぶ総勉強時間は1515時間でした。
社労士試験で効率的に合格するには
私(ちえぶくろ)について
社労士(社会保険労務士)試験は合格率がひと桁(令和5年度は6.4%)の難関国家資格です。
しかし効率的に合格できる人もいるのも事実です。
実際に私は2022年(令和4年)6月のCFP試験で一発合格後、9月11日にFP1級実技試験を受け、9月13日から社労士試験の勉強を開始し2023年(令和5年)8月試験で合格しました。
CFP試験で一発合格できるくらいなんだから優秀なんだろ!
社労士試験の勉強もそれほど大変じゃなかったんだろ!?
と言われるかもしれませんが、CFP試験合格後いっさい勉強せず、そのまま8月の社労士試験に臨んだ結果はご覧の通りです。
はい、ボロボロです(笑)箸にも棒にも掛かりませんでした。
そこから私は社労士試験のための勉強を開始したので必ずしも優秀だったとは言えませんし、実際に社労士試験の勉強は大変でした。
しかし優秀でもなく大変だったからこそ得た知恵があります。
この知恵を知って皆さまが勉強を継続すれば、誰でも合格できると確信しています。
本格的な勉強前に知っておくべき考え方・方向性
具体的にいうと、本格的な勉強前に考え方や方向性を知り、これらを意識しながら勉強を継続していけば効率的に合格できると私は確信しています。
具体的には、以下のステップ通りに1年で1000時間以上の勉強をすれば合格できると今では確信しています。
FP検定(CFP・FP1,2級)においても参考になると思いますが、FP検定の具体的戦略については別記事で後日書きます。
Step1 多くの情報を得て分析する
ものごとを始める前は多くの人が情報を得てからやり始めます。
このブログを見ている方も同じような方が多いはずです。
また、現代はインターネットの発達により情報が多く、しかも無料で手に入ることが多いです。
しかしそこに落とし穴があります。
90%の人は情報を満足に得ずに勉強を開始する
多くの人は情報を少し得たらそれで満足してしまうのです。
私の感覚では90%の人は情報を満足に得ず、ものごとを始めます。
社労士試験においてもしかりで、90%の人は2,3の媒体情報だけで満足して勉強を開始しています。
実際に、
- 選択式と択一式があることを知らなかったり、
- 試験科目に「白書・統計」という科目があると勘違いしたり、
- 基準点の補正方法を知らなかったり、と基本的なルールでさえ知らないで勉強を開始してしまう人がいます。
はっきり言って、2、3の情報媒体では足りません。
また、勉強開始前に十分な情報を得る期間を取るべきです。
私の場合、勉強開始前に1カ月間程度は情報収集する時間に充てていました。
情報収集ばかりして何も始めないのも問題ですが、こういう人は少ないようです。
何も始めない人は情報収集すらロクにせずそのままダラダラと過ごし脱落してる印象です。
95%の人は得た情報を分析しない
95%の人は情報収集をしたあと考えません。
これは情報収集の深さと時間が足りていないこととも繋がりがあります。
情報を右から左に受け流すのが当たり前の現代においては、表面上の情報を鵜呑みにして考えずに次の情報を探してしまう人が95%です。
情報収集を徹底的にやってしっかりと自分の頭で考える残りの5%が社労士試験に合格するのかも知れません。
それぐらい情報収集と自分の頭で考えることは重要だと思います。
情報を得るだけでは何の知識も得てないと同様です。
その情報は間違っているかも知れないからです。
しっかりと自分の頭で考え、情報を分析しましょう。
情報を得て分析した結果、撤退する方が効率的
情報収集と分析の結果、自分には無理だと感じ撤退するのとは雲泥の差といえます。
1か月にわたって時間をかけてしっかり情報収集し撤退する人と、見切り発車して半年後に無理だと感じ撤退する人とはどちらが時間を無駄にしたかは、賢明な読者のみなさまなら容易に想像がつくはずです。
勉強開始前に知って欲しい社労士試験の前提知識10選
そこでこのブログでは、令和5年度第55回試験で一発合格した私の体験談と同期合格者たちに聞いた体験談、それに各予備校・通信教育などの情報を総合して、勉強前に知っておくべき前提知識を10選びました。
この前提知識10選は【社労士試験が難しい理由5つ】と【社労士試験の合格率が低い理由5つ】をあわせたものです。
①試験範囲が広く、内容もごちゃごちゃになるのですぐに忘れてしまうから
②勉強時間の確保が難しい
③勉強を継続するのが難しい
④漢字が多くて難解な文章を読み慣れる必要があるから
⑤法改正が多く、科目合格もなく、不合格なったらまた前年と同程度の勉強が必要になるから
⑥需要が多く受験生が多い
⑦科目ごとに基準点がある
⑧そもそも合格率が低く設定されている
⑨試験時間が足りない
⑩最後は運が必要
ただし本来は1つの情報だけでなく、より多くの情報を得て分析するのが本筋です。
このブログだけを見て妄信することは絶対にしないでください。
多くのサイトや書籍、YouTubeなどからも情報を得て分析する癖をつけましょう。
社労士試験が難しい理由5選
社労士(社会保険労務士)になるためには試験に合格し、登録しないとなりません。
しかしこの試験、一筋縄でいかないのが現状です。
多くの受験生はそのハードルの高さを乗り越えられず、不合格になり挫折してしまう…それが社労士試験の実態なのです。
社労士試験って難しいって聞くけど、どこが難しいんだろ?
【2025受験前に知りたい方向け】に私なりにまとめた社労士試験が難しい理由5選をお伝えします。
①試験範囲が広く、内容もごちゃごちゃになるのですぐに忘れてしまうから
②勉強時間の確保が難しい
③勉強を継続するのが難しい
④漢字が多くて難解な文章を読み慣れる必要があるから
⑤法改正が多く、科目合格もなく、不合格なったらまた前年と同程度の勉強が必要になるから
①試験範囲が広く、内容もごちゃごちゃになるのですぐに忘れてしまうので難しい
社労士試験の範囲は労働法、社会保険法の全般です。
言葉でいうとひとことですが、その範囲は、
「ホントに1年で覚えられます?」
ってくらい広いです。
範囲が広いので、1科目を覚えて次へ進んでも、その終わりころには
「もう前の科目をすっかり忘れている…」
なんてことはざらにあります。
そしてそれに負けず劣らず社労士試験を難しくしてる所は、違う科目で似たような条文が出てきて、ごちゃごちゃになってしまう所です。
例えば、一般的な給料のことを
- 労働基準法では「賃金」
- 健康保険法では「報酬」
と呼び方が変わります。
これが厄介でして…せっかく覚えたものでも後から似たようなのが出てきて、そのうち
「あれ?どっちがどっちだっけ?」
となります…
試験範囲が広く、内容もごちゃごちゃになりすぐに忘れてしまうので社労士試験は難しいのです。
社労士試験では「忘れるのが当たり前」と思いながら勉強を進めましょう!
忘れては覚え、忘れては覚え…と繰り返していくなかでごちゃごちゃが無くなります。
②勉強時間の確保が難しい
また、社労士試験は1年間で800~1000時間以上の勉強時間を確保しなくては合格できません。
社会人として働きながら、仕事前後や休日に1000時間(単純計算で1日あたり2時間45分ほど)も勉強時間を確保するのは極めて困難です。
家庭があり子供がいればなおさらです。
そのため、家事や通勤の間のちょっとしたスキマ時間でさえ勉強をしなくてはなりません。
スキマ時間をも工夫して勉強し続けなくては合格できないのが社労士試験なのです。
本試験は例年8月後半の日曜日に行われるので、その時期が仕事で忙しかったり、まとまった休みを取れなかったりする場合は不利になります。
このような場合は事前に会社に知らせておくなど対処が必要です。
勉強時間をいかに工夫して確保するかが難しく、社労士試験に合格するカギとなるでしょう。
③勉強を継続するのが難しい
仕事や家事などで疲れ切ったあとやスキマ時間ですらも犠牲にして、勉強し続けるには余程の覚悟と精神力を必要とします。
うまくモチベーションを維持できないと途中で諦めてしまうことでしょう。
また途中で仕事の繁忙期が続いたり、家族が病気になったりと予期せぬアクシデントが起こる可能性もあります。
1年を通して仕事や家事をしながら勉強し続けるのは本当に難しいのです。
社労士試験の範囲は広くすぐに忘れてしまうことも勉強を継続するのが難しい理由になります。
すぐ忘れる→覚えられない→難しい→自分がイヤになる→継続できない→諦める
が典型的な失敗例です。
このような失敗を防ぐ方法はStep6をご覧ください
④漢字が多くて難解な文章を読み慣れる必要がある
こちらが実際の本試験の表紙です。
どうでしょう?どんな印象をもちましたか?
いろいろな印象をもたれた方がいらっしゃいますでしょうが、
表紙から漢字多くて固くね!?
って思いませんか?(笑)
本格的な勉強開始前の人は、特に5の所は
同じ漢字を並べてるだけじゃね!?
となり理解しにくいかと思います。
本試験ではこのような漢字が多くて読みにくく、しかも理解しにくい問題が多数(というかほぼ全問)出題されます。
もちろん勉強中も過去問を解きますので、一年間ずっと漢字と向き合って国語の勉強をしなくてはならないのです。
普段から新聞や書籍で活字に慣れている人なら大丈夫でしょうが、活字アレルギーがある人は難しいと感じる部分でしょう。
慣れればどうって事はなくなりますが、試験合格後も漢字多めで理解しにくい法律や公文書を読む機会が増えるので活字アレルギーの方はこの試験に向いていません。
⑤法改正が多く、科目合格もなく、不合格なったらまた前年と同程度の勉強が必要になる
社労士試験の範囲は広いうえ、2024年10月から社会保険の適用拡大が決まっているように、法改正事項が多いのが特徴です。
さらにCFP試験や税理士試験のように科目合格の制度がなく、ある科目だけ得意にして翌年にその科目を免除してもらうようなことは出来ません。
つまり、もし不合格になってしまったら、翌年も
- 新たな法改正事項に対応し、
- 忘れては覚え…を繰返し、
- 勉強時間を確保し、
- 勉強を継続し続ける
必要が出てくるのです!
ご案内の通り社労士試験は少し勉強しないとあっという間に忘れてしまいます。
忘れるのを防ぐためには結局年間800~1000時間以上の勉強が必要になります。
CFP試験のように2回もしくはそれ以上に分けてゆっくり合格しようという戦略は取れず、また不合格なったら翌年も前年と同程度もしくはそれ以上の勉強をする必要があるので、社労士試験は難しいのです。
さらにいうと、年々受験生のレベルが上がり出題される問題のレベルも上がっています。
なぜなら情報が広く誰にでも行きわたる現代において当然と言えば当然で、過去の蓄積が多いほどその情報を知り対策を取れる受験生たちのレベルは上がるからです。
具体的には
- Ⅹなどで情報交換が容易にできる
- フォーサイトなどの通信教育の質が上がる
- 秒トレなどスキマ時間でも勉強できるアプリができた
こと等によって、年々受験生のレベルが上がっているのです。
そして受験生レベルに合わせて、問題レベルも上がるようになります。
受験生と問題のレベルが年々上がっているなか、もし不合格になったら翌年も1000時間ほどの勉強をする必要があるので、社労士試験は余計に難しいのです。
500時間勉強して、不合格になってしまったら、翌年は500時間で済む。というわけにはいかないのが社労士試験の特徴です。
前年の勉強時間が500時間だろうと1000時間だろうと、
翌年はやはり800~1000時間以上、勉強しないと合格できません。
累積で考えてしまうと合格できないのが社労士試験の難しさなのです。
社労士試験の合格率が低い理由5選
社労士試験は合格率が低い試験です。
ここ10年の平均合格率は6.2%と国家資格でも難関といえる試験の部類に入ります。
年度 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | 平均 |
合格率 | 9.3 | 2.6 | 4.4 | 6.8 | 6.3 | 6.6 | 6.4 | 7.9 | 5.3 | 6.4 | 6.2 |
多くの受験生はその合格率の低さを越えられず、不合格になり挫折していく・・・それが社労士試験の実態なのです。
社労士試験は合格率が低いけど、なんでだろ?
【2025受験前に知りたい方向け】に私なりにまとめた社労士試験の合格率の低さの理由5選をお伝えします。
⑥需要が多く受験生が多い
⑦科目ごとに基準点がある
⑧そもそも合格率が低く設定されている
⑨試験時間が足りない
⑩最後は運が必要
⑥需要が多く受験生が多い
社労士試験は
- 1年で受かる可能性がある
- 会社で受験するよう言われる
- 他士業に比べて女性にも人気がある
- AI時代でも活躍が見込める
- 公的年金の唯一の専門家
などの理由で需要が多く、受験生が多い試験です。
[参考3] 第55回(令和5年度)社会保険労務士試験科目得点状況表[77KB]
ただし、この表を見てもわかる通り、そもそも全く準備していない「ノー勉組」も一定数いるようで、その数は少なくとも全体の4分の1ほどと推定できます。
国民年金法はの平均点は5.5点と比較的高得点だったにもかかわらず、基準点を下回る3点以下の人数割合が24.9%いる。
前提として、択一式は5つの選択肢から1つを選ぶ形式。よって国民年金法の知識がなくとも、確率的に20%は当たるはずなので10問中2点は正答を選べる。
対して実際の2点以下の割合が13.8%と20%を6.2%下回っている(全科目中一番の乖離値)ということは、つまり、運に頼らずとも常識的知識や思考力によって3点以上正解できたと解せる。
にもかかわらず、基準点割れする3点以下割合が24.9%ということは、少なくとも全体の25%ほどが「ノー勉組」と推定される。
さらにいうと、各予備校講師や私の体感も加味すると全受験生の40%ほどはノー勉組じゃないかな、と感じています。
また、全科目を1周勉強しないで受験する人も相当数いて、上記の表(厚生年金法の3点以下割合が46.6%ある)や私の体感から想像すると全体の25%程度と思われます。
さらに私の体感では、全科目をやっとのことで1周は勉強できたけど準備不足で時間切れした受験生が15%程度いると思われます。
つまり、ノー勉組40%・ちょい勉組25%・時間切れ組15%というのが私の想定している受験生の属性割合です。
よって、全科目を1周勉強した上にしっかり準備してきた「本気組」は全受験生の20%程度(より少ない可能性もある)だと私は感じています。
「本気組」じゃない受験生が全体の80%ほどを占めているので、社労士試験の合格率は低いのです。
実際の全合格者が「20%の本気組」だと仮定すると、本気組だけで算出した合格率は6/20=約30%ということになります。
しっかり準備した「本気組」として受験に臨めば、おおよそ3人に1人は合格できる計算です。
つまり見た目の合格率の低さに惑わされなければ、社労士試験はそれほど難しいとは言えません。
・・・とはいえ「本気組」になるまでが大変ですけどね(笑)
⑦科目ごとに基準点がある
まずはこちらのツイートをご覧ください。
ツイートの<ルール>で書いてある通り、
「ライダーに1体でも負けた時点で失格となる」のが社労士試験の難しさなのです。
社労士試験には午前の選択式と午後の択一式の両方の試験に科目ごとと全体の基準点がありますが、特に
- 選択式の
- 科目ごとに
- 全5問中2点以下で
不合格となってしまうルールが難しいと思ってください。
択一式の基準点は10問中4点(4割)なので容易に超えられますが、選択式の基準点は5問中3点(6割)なのでこれを超えるのは難しいです。
ただし、選択式の対策よりも択一式の対策を優先しましょう。
最近の傾向として、択一式で70問中50点を超えるレベルになれば選択式での基準点割れを起こさないような問題設計になっているからです。
できれば5月末までに択一式で70問中42点(6割)を取れるレベルになるのが理想です。
⑧そもそも合格率が低く設定されている
社労士試験の全体の基準点は〇点取れたから絶対に合格できるというようなものではありません。
実施される年度によって42~47点と基準点は変わります。
この試験は最初から全受験生の5~6%程度が合格するように決められ、その合格率に収まる得点が取れた上位の人から合格する相対評価の試験なのです。
つまり、そもそも合格率が低く設定されているのです。
年度ごとに基準点は当年の平均点と前年の平均点を基に算出され補正されます。
詳しくは厚生労働省HPの参考資料1「社会保険労務士試験の合格基準の考え方について」をご覧ください。
意外とこのルールを知らないで試験を受けようとする受験生が多数います。
⑨試験時間が足りない
社労士試験の時間割は、午前の選択式80分、休憩1時間を挟んで、択一式210分(3時間30分)です。
これを1日で行います。
時間 | 科目数 | 問題数 | 1問あたり時間 | |
選択式 | 80分 | 8科目 | 40問 | 2分 |
択一式 | 210分 | 7科目 | 70問 | 3分 |
選択式は8科目あり択一式は7科目あるので単純に計算すると、1科目につき
選択式は10分・択一式は30分
時間をかけられます。
選択式は1科目に5問空欄がありますので、1問にかけられる時間は2分です。
2分というと短いようですが、与えられた20の選択肢から正答となるものを当てはめる形式なので実際のところ選択式はノー勉でも時間が余ります。
本気組なら1科目につき5~6分、長くても8分ほどで終わるでしょう。
余った時間で見たことのない規定や国語力が試される問題を解いて、マークミスがないか確認し、それでちょうど80分の時間を使い切るイメージです。
ただし択一式は違います。
択一式は1科目につき10問あるので、全部で70問あるのです!
よって1問にかけられる時間はたったの3分です。
しかも上の画像のような長文問題も多数あって、これらを読んで即答できないと3分では間に合いません。
1問3分で解ける状態というのは、過去問を繰り返し解き、テキストに書いてある規定をすぐに思い出せる状態のことです。
この状態でないと択一式を時間内に解き終えることは至難のわざなのです。
択一式を解く時間がそもそも足りない。
これが社労士試験の合格率が低い理由のひとつです。
ただし、択一式で50点を超えらえるレベルになれば、1科目25分で終わります。
1科目25分で終われば、全体では30分余るので見直しやマークミスの確認をする時間に充てられます。
本試験当日には、このレベルになるのが理想です。
さらに解く時間が足りないことに関連しての合格率が低い理由が、選択式と択一式あわせて5時間近くある試験で集中し続けるのは想像よりも困難なことです。
普段の勉強中も5時間集中できる人はなかなかいないはずです。
そのうえ、本試験ではプレッシャーがかかり本気であればあるほど重くのしかかってきます。
このプレッシャーがあるなかで難問に出くわしたら、さらに時間が足りなくなり焦らされるのです!
焦りがさらに集中を途切らせ、問題を読む目がすべる状態(文字面だけ読んでいる状態)になりケアレスミスを引き起こしてしまうことが珍しくありません。
しっかりと勉強をして準備して試験に臨められれば、選択式の時間はかなり余ります。
また択一式も事前の心構えをしっかり持ち、焦らず普段通りに解いていけば時間は足ります。
本試験に臨む前の心構えについて詳しくは↓↓↓の記事をご覧ください。
1日で5時間近くある試験なのに解くための時間がそもそも全然たりなくて、しかもプレッシャーがかかって緊張で問題を読む集中力すら途切れそうになるなか、普段と変わらない実力を発揮できる心身の状態を作り出す。
この状態にたどり着けるのは、ほんの一握りの人間のはずです。
これが社労士試験の合格率が低い理由なのです。
2025年の受験を【しようと思っている方】や【迷われている方】は
今年の本試験を試しに受けてみましょう!
実は私も前年の本試験をノー勉で受けています。
・主なメリット→試験時間の足りなさや会場の雰囲気、自分の実力を知ることができる(私の場合は大学中退してるので受験資格を満たしているか?も知りたかった)
・主なデメリット→お金(受験料+交通費+昼食代)と時間(日曜日のほぼ丸1日)を使う
受験を志す人にとってはメリットよりデメリットの方が圧倒的に少ないです。
例年4月中旬~5月末まで受験申込できます。
詳しくは試験センターHPをご確認ください。
⑩最後は運が必要
これは社労士試験に限らずマークシート式の資格試験全般に言えることですが、最後は運が必要になります。
マークシート式の試験では勉強時間が何時間だろうと、とにかく本試験で出題された問題の正解をより多くマークできた人が合格します。
つまり極論をいえば超強運の人(や事前に問題を知っている人など)なら勉強せずに合格してしまうのがマークシート式の試験なのです。
では運が悪ければ合格できないか?というとそうでもなく、しっかり勉強して全体の7割ほどの点を取れれば大概の試験は合格できるでしょう。
しかし!社労士試験は違います!
社労士試験にはご案内の通り科目ごとの基準点があるからです…!!
特に選択式の基準点割れを起こす1点の重みが、他のマークシート式の試験とは違って重すぎるのです。
選択式で「5問中3点を確保せねばならない」ということは、
- 運悪く知らない問題が5問中3つ出てそれを全て落としてしまったらそこでアウト。
- 5問中2つは不正解、3つは知っていて2つ正解したとしても運悪く1つマークミスしたらそこでアウト。
5問中3点以上と2点以下とで合否が分かれてしまいます。
一般的なマークシート式の試験とは違い、全体の7割を超える点数を取ったとしても選択式の1点を運悪く落としてしまったらそこで不合格になってしまうのが社労士試験の怖さ。
実際に第55回試験でも「この人は確実に受かるだろう」と思っていた実力者が択一56点を取ったにも関わらず、選択式で1点足りずに涙を飲んだ、というケースもありました…
これが「社労士試験は運ゲー」といわれる理由でもあり社労士試験の合格率が低い理由でもあるのです。
第53回までは選択式での運要素が強かったようですが、第54・55回は選択式の基準点引下げはなくなり運要素は弱くなってきています。
出題傾向が変わり、選択式も実力があれば3点確保できる試験に変わりつつあります。
ただし、マークミスなどうっかりミスは避けましょう。
運を上げる方法は↓↓↓の記事をご覧ください。
Step1-2 前提知識を知ったあとやること
前提知識を知ったうえでの勇気ある撤退は素晴らしい
ここまで【社労士試験に挑戦しようと思っている人】が知って欲しい【前提知識10】を見てきました。
この前提知識を知ったうえで
社労士試験は難しくて合格率が低いけど、それでも合格したい!!
という意欲のある人はここから先をお読みください。
もし
難しそうだし1000時間も勉強するのは無理だし、しかも運によって左右される試験なんてタイパ悪すぎだろ(笑)
というクマのような人は勇気ある撤退をしてください。
あなたの大切な時間とお金を無駄にしないで済みますので、これは本当に素晴らしい決断です!!
大事なことなので、もう一度いいます。
このような人たちが無理を承知で始めたけれど、長期受験をすることになったり、途中で挫折してしまったりするケースを私は多々見てきました。
社労士試験の勉強が好きでやるならともかく、そうでない人はよーーーく考えてから勉強を開始しましょう。
効率的に合格するには覚悟が必要
なぜここまで強い口調で言うのか?それは
社労士試験で効率的に合格するには、あなたの大事なお金や時間を犠牲にしないと合格できないからです。
つまり
「1年で1000時間以上勉強して絶対に合格してやる!!」
という覚悟をもたないと合格できません。
- 社労士合格後に登録すれば会社を辞めて独立できます。
- 社労士として開業すれば独占業務もできます。
- 年収1000万超のカリスマ社労士の方も多くいます。
- 合格後には夢のような世界があるかもしれません。
しかし夢をつかむには、それなりの覚悟が必要なのです。
Step2 目的(合格したい理由等)を具体的に書き出す
ここまで社労士試験の前提知識10を知り、
不安だけどやってみようかな?
という人や
覚悟は決まった!やるぞ!!
という人もちょっと待って次のステップに進んでください。
Step2は、資格を取る目的を具体的に書き出します。
目的の明確化
目的は社労士試験に挑戦する理由を具体的に書きます。
合格したらどんなことをしたいか?も具体的にあればなおよいです。
目的はどんな理由でもよいです。
- 会社を辞めて嫌いな上司に辞表を叩きつける。
- 1000万プレイヤーになってお金に困らない人生をおくる。
- 資格を取って人を見返す、あるいは褒められたい。
より細かく具体的に書き出す方が効果的です。
つぎのStep3覚悟を決めるために必ず目的は明確に書き出しましょう。
社労士試験で効率的に合格するには、
- 時間やお金などを犠牲にしてまで合格したいか?
- そこまでする理由はなにか?
合格する(したい)目的を真剣に考え、覚悟を決めることによってできるからです。
Step3 やり遂げる覚悟を決める
「覚悟」とは何かを犠牲にしても目的に集中投資する心構えを指します。
社労士試験で効率的に合格する覚悟とは「時間やお金を犠牲にしても必死に勉強してなお且つ効率的に合格する心構え」です。
そして「覚悟を決める」とは、その心構えを自ら選択する固い決意を指します。
覚悟を決めたからには後戻りできません。
ここで進んでやり遂げるか、勇気ある撤退をするか、悩みに悩んで覚悟を決めてください。
Step4 目標(数値・理想像)を具体的に書き出す
悩みに悩んだ末、
1年で1000時間以上勉強して絶対に合格してやる!!
という覚悟をもった方は、いよいよStep4へ進みましょう。
Step4では目標(数値的ゴール・やるべきこと)を具体的に書き出します。
数値以外でも「集中してやるべきこと」や「なりたいイメージ・理想像」を勉強開始前に書き残しておくとやらなくてよいことをやらずに済みます。
総勉強時間の目標を立てる
1000時間以上を目標にしてください。
おおざっぱで構いませんので、具体的に数字にして書き出すようにしましょう。
たとえば平日(2時間×5日)+休日(6時間×2日)で週22時間、残り53週あれば1,166時間です。この場合は余裕をもって1,100時間を目標にしてください。
ちなみに私は1500時間の目標にしました。
ただし後述しますが、勉強時間自体に意味は無く、勉強はやった量で見るべきです。
ではなぜ総勉強時間の目標を立てるか?
というと、これをクリアしたら本試験に自信を持って臨めるからです。
はじめに目標にしていた1100時間をやりきったで~!!
という実績は本当に自信になり、運をも引き寄せます。
得点シミュレーションをする(取るべき点数目標の具体化)
択一式で(ギリギリ45点とかではなく)50点を超えるレベルになる。そのために科目ごとに〇点取る。
という得点シミュレーションをしてみましょう。
今この意味はよくわからないでしょうが、勉強を続けていくうちに効果を発揮していきます。
たとえば勉強を続けていったときに年金科目がおろそかになるのを防げますが、何と言っても「Step7 試験日に、他の合格者と同程度の知識を持っていく」ために効果を発揮します。
今は主に「健保・年金の勉強がいかに大事か」を知れると思います。
3カ月ごとの目標を作ってみる
期間を3カ月ごとに区切って、その期間の終わりにどうなっていたいか目標を書いてみましょう。
やり方は次に書きますが試験日から逆算します。
当然、間違っててもよいです。ざっくりで構いません。
Step5 全体的な計画をざっくり立てる
数値目標や理想像を決めたら全体的な計画を立てます。
以下計画の立て方のポイントです。
逆算する
計画を立てる際は、目標から逆算しましょう。
当初の私の計画はこんな感じで
と逆算しながら計画を立てました。
大きなものから小さなものへ。大雑把から細かい点へ
年→3カ月→1か月→1週→1日と大きなものから小さなものの順に計画を立てましょう。
年や3カ月の計画は大雑把で構いません。後述しますが、どうせ計画倒れになるからです。
1か月や1週間の計画は少し細かく立てましょう。
3カ月で区切った目標(全科目1周)を逆算しつつ単純に割って計算するだけです。
割る方法はこのあと解説します。
そして何より重要なのが、寝る前もしくは早朝に1日の計画を細かく立てることです。
寝る前に次の日の勉強計画を書き出しておくことで、「まとまった時間ができたらこれをやろう」とか「スキマ時間できたらこれをやろう」とか事前に考えられるので、迷いなくその日の勉強が始められます。
一発合格TVの岡先生はこれを「勉強の予習」として「じつはコレが一番大切」と言っています(YouTubeはこちら)が、私も同感です。
勉強時間ではなくページ数で区切る
計画を立てる際に「今日は休日だから8時間勉強しよう」とか時間で計画を区切る人が多数います。
しかし勉強時間ではなくページ数(勉強量)で区切って計画しないと意味がありません。
勉強時間が増えたからといって、その時間に実はあまり集中していなかったり、無駄な作業をしていたりだけの可能性もあるからです。
たとえば3カ月で区切って全科目過去問1周をしようと計画したとします。
それを逆算しつつ割って計算するときは
まず全科目の過去問の総ページ数を確認します。科目ごとに最終ページを見て、それを全科目ぶん合算するだけです。
コツは余白のページがあっても総ページ数に含めることです。
余白のページがあると、次にお話しする「余裕」がもてます。
そして総日数で割り平均を出します。
私の場合、総ページ1252、総日数78だったので、1日平均15.9ページとなりました。
1日でどれくらいの時間勉強できて、1ページどれくらいの時間かかるかは実際にやってみないとわかりません。
勉強開始当初は試行錯誤が続きますが、とにかくやってみることが重要です。
ただし私の手帳のようにボールペンで書くと真っ黒になります(笑)
とりあえず試してみて、ムリなく進められそうなページ数を決めて計画しましょう。
余裕をもつ
計画を立てるときは余裕をもって立てましょう。
これは後述しますが、遅れるのが前提で遅れても後で取り戻せられるようにしておくためです。
予備日を設けたり、1日の目標も緩めの日を設けたりすると良いです。
車のブレーキにも「遊び」があるように、何事もきっちきちだと上手くいきません。
余裕があることで後述する「達成可能な目標」になります。
最初から飛ばさない
勉強開始当初は、誰しもがやる気がみなぎっていてつい勉強時間を多くとり、飛ばしてしまいがちです。
しかし、これが落とし穴になります。
なぜなら、社労士試験は「Step7試験日に、他の合格者と同程度の知識を持っている」人が合格する試験だからです。
もう少しわかりやすく言うと、社労士試験は
- 試験日に必要な知識を覚えている人が合格できる暗記重視の試験だから8月にこそ飛ばさないと合格できないからです。
最初はつい飛ばしがちですが、最初から飛ばしてしまうと必ず最後に息切れを起こします。
最後のラストスパートのために最初から飛ばさないよう注意しましょう。
少しだけ頑張れば達成可能な計画にする
計画は必ず達成可能なものにしましょう。
達成できなかったときに自己嫌悪に陥らないためです。
自己嫌悪に陥ると、モチベーションがだだ下がりになります。
モチベーションがだだ下がるとやる気がなくなって最終的には挫折します。
前述のとおり、余裕をもって達成可能な計画を立てましょう。
ただし簡単に達成できそうな計画では意味がありません。
コツはほんの少しだけ頑張れば達成可能な計画にすることです。
最初のうちはこのさじ加減が難しいと思いますが大丈夫。徐々にできます。
どうせ計画通りにいかないことを意識する
計画を立てたところで「どうせ計画通りにいかない」と意識してください。
そんなん当たり前じゃん!
日常生活では誰もが思うでしょうが、試験勉強になるとつい忘れがちです。
- 最初から綿密に計画を立てる
- 計画より少し遅れただけで焦る
- 計画が上手くいかない度に落ち込む
どうせ計画通りにいかないのに、このような人が多くいます。
しかし「どうせ計画通りにいかない」とはじめから意識していれば、このような行為は馬鹿馬鹿しいと感じるはずです。
- 綿密に計画を立てて時間をつぶす
- 計画より少し遅れただけで焦り、余計に計画より遅れる
- 計画が上手くいかない度に落ち込み、自己肯定感を下げる
どうせ計画通りにいかないことを意識すれば、これらは未然に防げます。
どうせ計画通りにいかないことを意識し、計画に振り回されずに淡々と勉強を継続しましょう。
多少遅れるのはデフォ。ただし3カ月の期限は絶対厳守
どうせ計画通りにいかないので計画より多少遅れるのはデフォルト(普通)です。
ただし、期限がないと緊張感が出ず、ダラダラと勉強をしていくことになります。
そこで半年ごとや3カ月ごとなど大きな期間で期限を区切り、その期限は絶対に厳守するようにしましょう。
これは締め切り効果といって、締め切りに間に合わせようと集中力が生まれます。
漫画家や小説家が締め切り直前になってアイデアをひらめいたりするアレです。
また締め切りを厳守することによって達成感を得られ、運がつき最終的に大きな運を引き寄せることができます。
Step6 やってはいけない勉強法をやらない
勉強計画を作成したら、いよいよ勉強開始です。
でもそのまえにStep6~8を読んでください。
失敗したやり方をやらなければ失敗しない
社労士試験だけではなく、一般的に成功者のやり方をそのままマネしようとしても上手くはいきません。
人によって向き不向きがありますし、おかれている環境によっても変わるからです。
たとえば、Aさんが予備校へ通学して効率的に合格できたとしても、Bさんは仕事が忙しく通学できない環境だったらAさんのマネをすることはできません。
しかし、ある人が失敗した方法を本や体験談などで聞いて、その方法をやらなければその失敗は防げます。
不合格になりがちな人の特徴がある
社労士試験においても必ず不合格になる勉強法があり、それをついやってしまう【不合格になりがちな人の特徴】があります。
- すぐに諦めてしまう
- 他人と比べて自分を卑下
- 細部にこだわる完璧主義者
- あまのじゃく
- 作業大好き人間
番外編 情報収集と分析をしないで覚悟を持たず突っ走る
すぐに諦めてしまう
何事にも飽きっぽく、すぐ諦めて継続できない人は社労士試験においても不合格になります。
というか、
資格試験は合格するか諦めるか
です。
有名なバスケ漫画のセリフじゃないけど、諦めたらそこで試合終了です。
少しやって成果がでないからといって、諦めないように!!
他人と比べて自分を卑下
資格の勉強中は自分との戦いです。
社労士試験においては、択一式で42点以上取れる状態になるのが、とりあえずの目標です。
- eライブスタディのチャットについていけない…
- Ⅹのフォロワーたちと比べて勉強が進んでいない…
- もっと若ければスラスラ覚えられたのに…
他人や過去と比べるのは完全に無意味です。
ましてやそれで自分を卑下して自己肯定感を下げるなんて愚かすぎです。
自己肯定感を下げるのは、まさに墓穴を掘る行為そのもので、必ず不合格になります。
難関資格に挑戦している時点で、家でゲームしたり鼻ほじったりしてるだけの人よりあなたは素晴らしいのです!
自信をもって目指す目標まで勉強を進めましょう。
細部にこだわる完璧主義者
- テキストの注釈にあるような細かい部分が気になって先に進めない
- 実務経験のある人で「自分の会社の場合はどう当てはまるか?」質問しまくる
- 1ページを完璧に覚え理解しないと先に進めない
完璧主義者は、仕事や家庭においては几帳面で重宝される人たちが多いのですが、資格試験においては不合格になりがちです。
その1番の理由がタイムオーバーになるからです。
細部が気になって遅々として勉強が進まず、そのまま試験日を迎えてタイムオーバー。
これが典型的な完璧主義者の不合格法です。
プライドが高く素直じゃない
世の中には頑固というか偏屈な人がいます。
社会保険はこうあるべきだ!先生もそう思いませんか!?
こんな簡単なことを質問するのはバカにされそうで、プライドが許さないな
先生に質問したけど、やっぱり違うと思うんだよな~
要するにプライドが高く素直じゃない人です。
頭がよくて負けん気が強い人に多い傾向があり、社労士試験を受けようとする人にも多数います。
「こうあるべき論」をとなえても試験には合格できませんし、先生がせっかく好意で教えてくれる知恵を素直に受け入れないのはもったいないです。
資格試験においては負けん気の強さは大きな武器となりますが、あくまで受験生という立場で挑戦する身なのを自覚しましょう。
作業大好き人間
勉強しているはずなのに、ただの作業をしているだけになってしまう人も多くいます。
- カラフルなマーカーを使ってやたら奇麗なテキストを作る
- サブノート作りに没頭する
- コメント付きの付箋をペタペタ張りまくる
とくに几帳面でまじめな女性に多い傾向があります。
カラフルなテキストが出来上がったけど見返してみたら色分けに何の意味もなかったり、サブノート作りに没頭して時間ばかり浪費したり…では合格できるはずがありません。
もちろんインスタ映えする作品を作りたいなら止めませんが(笑)
番外編 情報収集と分析をしないで覚悟を持たず突っ走る
番外編として、情報収集と情報分析をしないで覚悟も持たずに突っ走ろうとした人も、不合格になる、というか、それ以前に挫折してしまう可能性が高いです。
Step1でご説明した通りなので詳しくは割愛しますが、このことを知っている読者の皆さまは、他の受験生よりも不合格になりにくい状態といえます。
Step7 試験日に、他の合格者と同程度の知識を持っていく
合格に必要な知識とは何か?を作問者の視点から考えよう
社労士試験は相対評価の試験です。
公表こそされていないものの、おおむね1年で合格できる人数が2500人程度、合格率は6%程度と決まっています。
さらに前年の平均点と当年の平均点を基に基準点の補正も行われます。
なので問題を作る側は問題のレベルが毎年安定するようにバランスを考えて作問する必要があるのです…!!
では具体的にどのように構成されているのでしょうか?
- 時間切れ組でも正解できる問題→Aランク
- 時間切れ組では正解が難しい問題→Bランク
- 講師でも正解が難しい問題→Cランク
とすると社労士試験の問題は
- Aランク→70問中20問
- Bランク→70問中40問
- Cランク→70問中10問
でおおよそ構成されています。
加えて作問者は五肢択一で5分の1は正解できることを考慮したうえで、基準点が7割(49点)になるように設計しています。
つまり作問者の視点から考えると、合格に必要な知識が見えてきます。
- Aランクは確実に必要。
- Bランクは6割必要。
- Cランクは不要。
ここで重要なことが2つあります。
・ひとつ目は「Cランクは不要」なことです。
そう、他の合格者が知らない知識は自分も必要ないことを胸に刻んでください。
・ふたつ目は、5分の1がたまたま当たる程度の普通の運を持っていて「Aランクが完璧ならBランクの知識も6割あれば合格できること」です。
そう、合格に必要な知識とは簡単な知識のことで、より簡単なレベルを確実に取りこぼさなければ合格できるのです。
もう少し深掘りします。
「基本が大事」の「基本」とは、A・Bランクの知識こと
勉強を進めていくと、合格するためには「基本が大事」と必ず言われたり耳にしたりします。
この「基本」とはA,Bランクの知識のことです。
「基本」知識を知らなければ合格できません。
つまり
基本=合格するために必要な知識=A,Bランクの知識=どのテキストにも載っている知識
なのです!!
「基本」を何度も何度も何度も繰り返して脳に刷り込ませる
そして「基本が大事」とはA,Bランクの知識である「基本」を忘れないように何度も何度も何度も繰り返して、脳に刷り込ませることを指します。
Step1でご説明した通り、社労士試験の範囲は広く、内容もごちゃごちゃになるのですぐに忘れてしまいます。
これは人間なら当然です。
いつ「基本」を出すの?試験日でしょ!!
では「基本」をなぜ長期記憶しなければならないでしょう?
それは当然、試験日にすぐに引き出せる状態にしておくためです。
本試験1カ月前の模試でもなく、本試験翌日でもダメです。
当たり前ですよね。でもこれが勉強しているうちに忘れてしまうんです。
- 3カ月勉強したけど成長してない…
- 模試が全然だめだった…
- 模試で良い点が取れた!
- あと1カ月あれば合格できたかも…
本試験当日に「基本」をすべて引き出せる状態になっていればよいのです。
その前後で一喜一憂せずに淡々と勉強を継続しましょう。
試験日に「基本」をすべて引き出せれば合格できる
勉強を年間1000時間以上しないと合格できないと私が再三お伝えしているのは、すぐに忘れてしまうのが当然の「基本」を何度も繰り返すために1000時間以上必要だからです。
よって、勉強中は「基本」を意識しながら進めねばなりません。
- 過去問で何度も出題される「基本」はどんな知識か?
- テキストのどの部分が「基本中の基本(Aランク)」なのか?
- 知らなくてよい過去問やテキストの知識(Cランク)はどれなのか?
そしてCランクは捨てて、「基本」だけを何度も繰り返すことによって合格できるのです。
社労士試験は「基本」を繰り返すのが難しいだけ
はっきりいって社労士試験は「基本」という簡単で退屈な知識を繰り返して脳に刷り込ませるのが難しいだけです。
人間の脳は狩猟時代から動くものに敏感なため、より活発で好奇心が持てる者に興味が行ってしまいます。
なので簡単で退屈なものは飽きてしまい、継続することが難しいのです。
Step8 最後に勝敗を分けるのは運!→ただし運は引きよせられる!!
選択式という魔物
試験日に「基本」があれば合格できるといっても、それで確実に合格できると言えないのが社労士試験です。
そうです。
社労士試験には選択式があるからです…!!
正確には選択式の科目ごとに基準点があり、補正がない限り、空欄5つ中3点を取らないと確実に合格できないから「基本」があっても確実に合格できるとは言えません。
- もし3つマークミスすればアウト
- もし3つ知らない問題が出てすべてミスならアウト
- もし3つ知らない問題で2つミス、1つマークミスならアウト
- Cランクだと思って捨てた知識(労務管理など)が1科目まるごと出た
こればかりは最後は運しだいで防ぎようがありません。
しかし、運に左右されるとはいえ、ノーガードで何も対策できないか?というとそうでもありません。
他の合格者も「基本」しか知らない
実は自分がCランクだと思っていた知識は他の合格者もCランクだと思っています。
つまり他の合格者もCランクはあやふやな知識のままであり、「基本」しか知りません。
ということは、受験生全体の平均点が下がることが見込まれるので、補正が行われる可能性が極めて高くなります。
第53回までは選択式での運要素が強かったようですが、第54・55回は選択式の基準点引下げはなくなり運要素は弱くなってきています。
出題傾向が変わり、選択式も実力があれば3点確保できる試験に変わりつつあります。
ただし、マークミスなどうっかりミスは避けましょう。
運は引き寄せられる
そして運そのものも引き寄せられます。
運を引き寄せるには、脳が楽しい・幸せと思っていることが必要です。
が、その方法はここでは書ききれないので箇条書きにします。
- 運の正体は脳がどう感じているか
- 自信を持つ=脳をだます
- 何事もポジティブに考える=脳をだます
- 自己肯定感を高くもち続ける=脳をだます
- 脳をだます方法はいくらでもある
- 小さな勝ちを積み重ねる
- 目標を紙に書き達成しつづける
- 運のいい人と付きあう
- 感謝の言葉を口にする
- 開き直る
- 逃げ道を用意する
- 強運になる壺を買う(ウソです笑)
詳しくは後日公開します。
【絶対に合格する】という自信をもって楽しく勉強しよう
社労士試験において何よりも大事なのは、
自己肯定感を高く持ちながら試験日まで勉強を継続することです。
そして勉強するべきは「基本」だけです。
「基本」の継続こそ一番難しく、それさえクリアすれば社労士試験は運次第です。
そして運は脳が楽しい状態だと引き寄せられます。
まずは、【絶対に合格する】という自信をもって楽しく勉強を継続しましょう!
私が主に使っていた通信講座、アプリ等
私が実際に使っていたアプリなどのメリット・デメリットを挙げながら表にしました。
よろしければご参考にしてください。
メリット | デメリット | 備考 | |
①フォーサイト社会保険労務士通信講座 | 受講生のレベルが高く合格率も高い。 合格手帳とeライブスタディが神過ぎる。 その他書ききれない。 | 模試が使えない。 合格後の祝賀会がない。 | コスパ良し。 デメリット以外は全てメリット。 |
②X旧ツイッター | 受験生レベルが高い。 無料で良質な知識を得られる。 | ポストなどSNS的なやり取りすると時間が無くなる。 | フォーサイト講師陣、社労士24、シャロスタをフォローし、ポストなどはしない。 |
③StudyPlus | 勉強時間の管理に重宝。 | SNS的なやり取りをすると時間が無くなる。 | 使い方は後で伝授します。 |
④秒トレ | 神アプリ。 課金しても千数百円。 | 穴埋めだけ覚えるのはNG。 | 合格者はほぼ課金している。 使い方は後ほど。 |
⑤みんチャレ | 5人で1チームになって目標達成するアプリ。 モチベアップと画像共有に最適。 | 1日でそれほど使わない。 | 実はインタビュー掲載されています。 |
⑥YouTube;一発合格TV | 考え方や「社労士の数字」は万人に使えると思う。 | 独特な表現が多い。 好き嫌いがわかれる。 | 私は岡先生のファンです。 |
⑦書籍;合格革命/2023社労士×問式問題集(リンクは2024年度版 | 通常の問題集とは違う視点で問題が解ける。 | 問題集もクセ強い。 好き嫌いがわかれる。 | 6月で解くのを止めました。詳細は後ほど |
⑧書籍;社労士試験 最短最速! 非常識合格法 | 社労士受験の名著。具体的な戦術の記載が多い。 | 少々古い。 無料でもらうとクレアールの宣伝が付く。 | ブックオフで100円で買いました。 |
⑨サイト;『資格の大原』ブログ社労士 | 言わずと知れたカリスマ講師・金沢先生のブログ。 全て参考になる。 | 社労士24と同じく条文表現で書いていない。 | 無料メルマガもぜひ! フォーサイトとの組み合わせが◎ |
⑩サイト;社会保険労務士試験 合格マニュアル | 合格するための必要な考え方が学べる。 | 私と同じく表現が回りくどい。長文。 | 河西先生とはたぶん気が合うと思います(笑) |
まとめ
このブログでお伝えすること
多くのブログやサイトで社労士など資格試験では戦略(=計画)が大事と書かれていますが、肝心の本格的な勉強前に持つべき知識と戦略が書かれいてないと感じ、このブログで書き始めました。
また、多くのブログやサイトで戦術(=方法・やり方)については細かく書かれています。しかし戦術は、その人や置かれている環境によって合う戦術と合わない戦術があるので、他人の戦術には再現性がありません。
しかしこのブログの戦略の立て方や方向性・考え方は誰にでも再現性があり不変的なものです。
そして戦術面では必勝法ならぬ「必ず不合格になる必敗法」をせずに「運を引き寄せる考え方・やり方」をすることにより、効率的に合格できる可能性がぐっと近づくものだと確信しています。
魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えろ
このブログ記事は資格とは無縁な魚屋だった私が、難関試験に一発合格できた戦略を「全て」自信をもってお伝えする資格試験の戦い方講座です!
また、一般的な戦略の立て方を開設した記事もあります。
よろしければご利用ください。
今回の記事のまとめ
今回は【2025年8月の社労士試験で効率的に合格したい人】に向けた、本格的な試験勉強を始める前に知るべき考え方と知るべき情報をご紹介しました。
この記事の要約
おわりに
再度申し上げます。
こちらの長ーーーい記事をしっかりと読んで【「難しそうだけど挑戦して合格しよう!」と覚悟を持った方】は効率的に合格できます。
あとは方向性や考え方を間違えずに正しい努力を継続できるか?だけです。
勉強前の「方向性や考え方」はこの記事で書いた通りです。
勉強中の「正しい努力」は追ってご紹介しますが、何より大事なのは
自己肯定感を高く持ちながら試験日まで「基本」の勉強を継続することです。
そして継続するかしないかは皆さんしだいです。
これからも一発合格した私が「全て」その知恵を教えます。
皆様にも合格の喜びに酔いしれて欲しいと切に願っております。
以上!ちえぶくろでした!!
今回もありがとうございました~!!
みなさまいつもコメントありがとうございます!
今回も心よりお待ちしております!!