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はじめての人でもわかる戦略の立て方

ちえぶくろ
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一般的な手順
  1. 何かを始めるときは、目標設定→情報収集→戦略→戦術
  2. 目標は対象と期間を明確にする
  3. 目標が決まったら情報収集を徹底的に行う
  4. 情報収集したうえで分析する
  5. 分析は最高と最悪を想定して様々な角度から検証する
  6. 検証後はなるべくシンプルな情報に落とし込む
  7. 期間を逆算しながら、⑥の情報から戦略を立てる
  8. 自身と戦略に適した戦術を採用する
  9. 戦略は原則的に変えない、戦術は変えていく

こんにちは~!ちえぶくろです!!

今回ははじめての人でもわかる戦略の立て方というテーマでお伝えしていきます。

かなり長めの記事ですが、

このブログで一番みなさまにお伝えしたく、みなさまのお役に立てると思うのが、今回の記事です。

なぜなら戦略を立てるには論理的思考力が必要で

論理的思考力によって戦略を立てることに長けているのは、私の強みのすべてといっても過言ではないからです。

そこで合格率ひと桁の資格試験の一発合格者でもあり、1級FPとして家計管理のプロでもある私なりの戦略の立て方を公開します。

はじめての人でも一般的な戦略の立て方を理解し、資格試験や家計管理だけでなく、ビジネスや家事においても簡単に戦略を立てられるようになれればと思い長めの記事になってます。

まずは目次にもなっている手順をご覧いただき、クマッタと金太郎の部分だけご覧になれば、はじめての方でも概要はつかめると思います。

~社労士・CFP試験の受験生のみなさまへ~

この記事で一般的な戦略の立て方をご理解したうえで

それぞれの試験対策に特化した戦略立案法をご参考ください。

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私の戦略の立て方について、今回初めて言語化しますので、少々わかりにくい部分があるかも知れません💦

また私の場合、直感的にやっている部分もあり、自分の脳内では理解しているけれど無意識にやっているものがある可能性もあります💦

気づきしだいこの記事も更新していくつもりです。

戦略と戦術の基本的な定義・それぞれの違い

本題に入る前に「戦略」と「戦術」の定義と、それぞれの違いについて解説します。

戦略とは?

戦略は全体的な方針や計画を立てることを指し、長期的な目標達成に向けた戦い方を示します。

戦略とは

料理でいえば段取りのことで、

たとえば制限時間15分で中華丼を作るとき、

  • 材料とその切り方を考える
  • 調味料とその分量を考える
  • 包丁やおたま、お皿など道具を考える
  • これらの工程をすべてやったとき、制限時間に間に合うかを考える→間に合わなそうなら、もっと効率がいい方法はないか考える

など、

  • おおよその流れ
  • 全て先回りして
  • 自分の脳内で
  • 事前に計画(シミュレーション)しておく

ことを指します。

(中華丼作りでは脳内で完結できますが、長丁場な資格試験では、戦略を立てたあと書き残しておくことをおすすめします)

戦術とは?

戦術は戦略より細かいレベルでの行動や操作を指し、戦略が示す目標を具体的に達成するための方法や手段を示します。

戦術とは

制限時間15分の中華丼作りなら

戦略戦術
材料とその切り方を考えるどの材料をどの程度の大きさで切るかを決める
調味料とその分量を考える調味料はすべて合わせておいて良いか、どのタイミングでフライパンに入れるかを決める
包丁やおたま、お皿など道具を考える手の届く範囲で、何をどこに配置するかを決める
制限時間に間に合うかを考える何度か実際にやって試してみる

といったように、戦術は行動を伴います

戦略と戦術はビジネスや組織において重要な概念であり、目標達成のための手段として活用されます。もちろん資格試験や家計管理においても同様です。

戦略と戦術の違い

まとめると

戦略はおおまかな計画や方針を指します。

一方

戦術はこまかい具体的な行動ややり方を指します。

中華丼を作るとき、ニンジンを

・入れるか入れないかは、おおまかな事前計画→戦略

・短冊切りか細切りかは、こまかい具体的行動→戦術

という違いがあります。

戦略が何かをやる前の計画なのに対して、戦術はやっている途中もしくは、やろうとしている行動という違いだな

金太郎
金太郎

戦略や戦術は古代中国でも使われた言葉で、堅苦しく難しいように聞こえますが、

戦略は段取りや計画、戦術はやり方や方法という言葉に置き換えると普段からなじみのあるものに聞こえるはずです。

以上で戦略と戦術の定義および違いはおわかりなったかと思いますので、いよいよ具体的な戦略の立て方について解説していきます。

①何かを始めるときは、目標設定→情報収集→戦略→戦術の順番で考え実行する

はじめに、何かを始めようとするときの一般的な流れについて解説します。

何かを始めようとするとき、まずその対象について目標を設定する必要があります。

設定する目標は対象と期間についてです。

目標設定したら次は情報収集をします。

この情報収集は時間をかけて徹底的にやる必要があります。

情報収集のあとは戦略を立てます。

戦略を立てる過程で、自身と戦略に合った戦術を考え、そのあと実行します。

戦略は実行中も修正する必要がありますが、事前の情報収集をしっかりとやっていれば戦略の原則的な部分が大きくブレることはないです。

一方、戦術は実行しながら徐々に変化することが多く、変化することを前提に進めます。

しかし戦術を変えても(戦略が正しければ)戦略に沿ったやり方をすることで、必ず目標にたどり着けます。

以上が一般的な流れです。

逆にいえば

目標設定がなければ情報収集ができず、情報収集をおろそかにすると戦略を立てられず、戦略を立てられなかったら戦術は意味をなさない、ということです。

ここでは目標設定→情報収集→戦略→戦術順で組み立てていくこととこの順に重要度が下がることを覚えてくれれば大丈夫だ

金太郎
金太郎

②目標は対象と期間を明確にする

では実際に目標設定をするところから始めます。

例として「初心者が15分の制限時間で中華丼を作ったら100万円がもらえるテレビ番組の出演オファーを1週間前に出された」場面を引き合いにします。

ちなみに通常でしたら、初心者が15分で中華丼を作るのは極めて困難です。

コア・サテライトターゲットの設定

目標は対象と期間を明確にして設定します。

資格試験なら、試験日(期間)に合格する(対象)というのが直接的な目標(コアターゲットといいます)です。

コアターゲットにはルールを明確にすることも含まれます。

信じられないかもしれませんが、意外とルールを明確にしないまま物事を始めてしまう人も多いです。

例えば社労士試験なら試験科目が10科目以上あることを知らないで勉強を始める人がいますし、択一式と選択式の2形式の試験があることを知らずに勉強していた人もいます。

15分中華丼でのコアターゲットは

「今から1週間で15分以内にルールに沿って中華丼を作れるようになる」ことです。

例えばルールが

・完成したときに見た目が整っていれば合格なのか、

・完成したときに審査員が味見して合格を出さないといけないのか、

では目指す目標が全く違ってきます。

コアターゲットを明確にすることの重要性がわかると思います。

さらに加えて目標設定には、その試験を受けるきっかけになった出来事や合格後のイメージを具体的に書き出したり、試験日までの日数を正確に把握したりするなど副次的なものも含まれます(サテライトターゲットといいます)

サテライトターゲットは具体的であればあるほど効果的です。

例えば合格して社労士になりたいとするより、合格して社労士になって個人飲食店のサポートをしながら一生働き続けて「いい顧客といい仲間に囲まれて自由でいい人生だった」と笑顔で死ねるようになりたい(←私です笑)とすれば、より効果的になり、勉強中もモチベーションを維持することができます。

またサテライトターゲットには、実行するに当たっての覚悟や心の持ちようなど精神的な面での目標も含まれます(マインドセットといいます)

例えば社労士試験なら、仕事から帰ってきて疲れていても勉強する覚悟はあるか?もし不合格になっても挑戦し続ける勇気はあるか?期間を通してポジティブに自信をもって勉強し続けられるか?などです。

15分中華丼でのサテライトターゲットは

  • 完成したときの喜びをイメージする。
  • 賞金でどこに行って何をしたいなど具体的に書き出す。
  • 制限時間を把握し15分で作るには相当な覚悟がいることを自覚する。

というようなことです

目標設定は一番重要だからね。

具体的に紙に書いておくと効果的。

ちえぶくろは勉強中に心が折れそうになったとき、それを見返してやる気を出していたそうだよ

クマッタ
クマッタ

③目標が決まったら情報収集を徹底的に行う

目標が決まったあとは情報収集を行います。

いまはネットで手軽に情報収集ができる時代になりましたので、みんなが知っている程度の情報収集ならとても簡単に誰でもできるようになりました。

ほんとに20数年前には考えられない時代です。当時は分厚い辞書で調べたりや本屋に行ったりしないと情報収集ができない時代でしたからね。

しかしスマホやPCで簡単に誰でもネット検索して情報収集ができる時代になったからこその多くの人がしなくなったことが3つあります。

多くの人は徹底的に情報収集しない

まず多くの人がしないこと1つめは「徹底的に情報収集する」です

多くの人は徹底的に情報収集しません。

情報の広さや深さが足りていないという意味です。

例えば社労士試験の場合なら、検索しこのブログがヒットして読もうとしても、太字や赤字などしか読まずに「ああ、わかりにくいな。次行こ」みたいな感じになる人が非常に多いです(実際に読みにくかったらスミマセン笑)

それどころか「導入部で興味がわかなければ脱落するのが当たり前なのがブログ」と言われています。

情報が多すぎて、少しでも自分には有益な情報じゃないと思ったら切り捨ててしまう人や、自分で取捨選択できない人が増えているんでしょう。

じっくり読む、ある情報が正しいか裏を取る、ネットで足りなければ生の情報を得る、といったようなことをせずにスピード重視で次の情報を探してしまうのです。

マンガや動画に慣れてしまった時代なので仕方ないのですが、本当に有益な情報は20数年前と変わらず今でも本や人との会話・雑談の中にあることが多いのです。(このブログが文字多めなのを正当化してるわけじゃないですよ笑)

15分中華丼では1つのレシピを見ただけでは情報が足りません。

  • 複数のレシピを見て、一番早く作れそうなレシピを探す。
  • 町中華に行って料理人に質問する。

など手間暇かけて情報を徹底的に収集する必要があります

多くの人は情報収集する時間が足りていない

次に多くの人がしないこと2つめは「情報収集に十分な時間をかける」です。

多くの人は情報収集する時間が足りていません。

いつでも簡単に検索できるからなのか、少し調べて最低限の情報を得てから、すぐに見切り発車する人が非常に多いです。私の感覚では90%くらいの人が当てはまります。

例えば社労士試験なら、最短5カ月で合格する人もいますが、そのほとんどは2,30代の若い人もしくは専業で勉強できる人です。

なのに「最短5カ月で合格できる」という情報だけを鵜呑みにして見切り発車したあげく、勉強期間が足りなくて不合格、という人もいます。

情報収集ばかりして何も始めないのも問題ですが、こういう人は少ないようです。何も始めない人は情報収集すらロクにせずそのまま脱落してる印象です。

また情報収集の結果、自分には無理だと感じ撤退するのとは雲泥の差といえます。

1か月にわたって時間をかけてしっかり情報収集し撤退する人と、見切り発車して半年後に無理だと感じ撤退する人とはどちらが時間を無駄にしたかは、賢明な読者のみなさまなら容易に想像がつくはずです。

ただし、情報収集は実際に物事を始めたあとも、積極的に継続しなければなりません。

やってみて初めてわかる情報もあるからです。

私の場合、勉強を始める前に1カ月程度、勉強中も疲れたらツイッターなどで情報収集に努めていました。

15分中華丼では期間が1週間と短いので事前の情報収集はそこそこで切り上げる必要があります。

実際に家で試作しながら、もっと早く上手に作れる方法はないか、さらに情報収集する必要が出てきます。

多くの人は情報収集したあと考えない

最後に多くの人がしないこと3つめは「情報収集したあと考えない」です。

多くの人は情報収集をしたあと考えません。

こういう人は本当に多く、情報収集の深さと時間が足りていないこととも繋がりがあります。

情報を右から左に受け流すのが当たり前の現代において、表面上の情報を鵜呑みにして考えずに次の情報を探してしまう人がほとんどです。

2024年1月1日に起きた石川地震でも、X上で次の日に「石川県輪島市○○(詳細な住所)で人が建物の下敷きになってます」という類のポストやりポストがあふれていました。

「住所を特定して人が生き埋めになってる」のが次の日にわかるわけないのに、多くの人は情報収集もせず、考えもせず、りポストや消防署に連絡した人もいたそうです。

後にこれはインプレッションを稼ぎ、フォロワーを増やしお金に変えるためという火事場泥棒のような輩のフェイクニュースだったのが判明しましたが、「住所を特定して人が生き埋めになってる」のが次の日にわかるわけないと少し考えただけでもわかるようなことを考えない人が多い証左となりました。

目に見える情報だけが情報ではないってことです。

多くの人がしない情報収集のやり方をきちんとすれば、それだけで情報戦での勝者になれそうだな

金太郎
金太郎

自分を過信しない

情報収集するうえで気を付けるべきなのはエコーチェンバー現象とよばれるものです。

エコーチェンバー現象とは自分と同じ価値観を持つ人間とだけ繋がっていると「自分は多数派だ。正しい。」と勘違いしてしまう現象のことです。

反響する小さな部屋をエコーチェンバーといい、そのなかにいる仲間が同じ意見を言いあって「うんうん、そうだ」と認め合ってるイメージです。

日本語でいえば井の中の蛙大海を知らずと同じ意味です。

自分はエコーチェンバー現象に陥ってないか常に考え、自分を過信せず、客観的に情報収集するようにしなくてはなりません。

クマッタ
クマッタ

いろいろな価値観をもった人がいるからね。

違う価値観をもった人に対して、自分が正しいと思わないことだよね。

あまりに合わない価値観の人とは付き合う必要はないけど、多様性を認めるのは必要だよ。

しゃべれるクマとなら価値観が違っていい情報が聞けるかもね(笑)

④情報収集したうえで分析する

徹底的に情報収集したら分析をします。

ですがここからは少し高度で、今回の記事の対象者である初めての人では難しいと思います。

よって④⑤情報分析の部分は軽く流します。

需要があれば別記事でご紹介しますので、コメント欄などでお伝えください。

実際、資格試験なら分析はしなくても集めた情報をもとに⑥まで進めることは可能です。

家計管理では情報の分析は必要ですが、高度知識をもった専門FPの出番でもあり、ここで一流か二流かの差が出ます。

そして情報分析を正確に行えるFPはあまりいないのが実情です。(だいたい専用ソフトを使ってハイ終了。ってFPが多いです)

⑤分析は最高と最悪を想定して様々な角度から検証する

年金の財政検証をイメージしていただければわかると思います。

公的年金や財政検証については厚生労働省のHPをご覧ください。

私もそのうち記事にします。

⑥検証後はなるべくシンプルな情報に落とし込む

④⑤で分析とその検証を行ったら、極限までシンプルな情報に落とし込みます。

③で得た広く深い情報を、そぎにそぎ落として核心となる情報だけに変化させます。

核心となる部分だけを極限までそぎ落とすことによって、目標達成する為に何が必要か、その真の姿が見えてきます。

また、なにが核心でなにが核心ではないのかを取捨選択する作業そのものも目標達成するために必要な手段になります。

やってみないとシンプルにした情報が合っているかはわからないのが通常だ。

それに未経験のものをシンプルな情報に落とし込む作業も難しい。

その点、資格試験なら合格者インタビューなどでやった人の情報を大量に仕入れられるから、情報を分析する必要もないってことだな。

金太郎
金太郎

極限までシンプルにしたCFP・社労士試験の合格法

参考までに、私が極限までシンプルにしたCFP試験合格のための情報は、

  • 6課目同時一発合格は難しいが、苦手な金融さえ突破できれば可能。
  • 2級検定直後の受験ならさらに容易。
  • 必要な勉強時間は800時間程度。

社労士試験合格のための情報は

  • 本気で挑戦してくる受験生は1~2割程度しかいない
  • 試験日において他の合格者と同程度の知識を覚えていれば合格できる
  • しかし最後に運が試される
  • 必要な勉強時間は1000時間程度

といった具合です。

15分中華丼なら

  • プロなら15分で作れる
  • 15分で美味しく作るにはひたすら練習する必要がある
  • 一回練習をすると費用が〇円かかり一週間で〇円かかる。100万円からこの費用を差し引いたとき努力に見合う金額なのか考える。
  • 野菜の切り出しに〇分、炒めに〇分というように、調理にかかる時間を知る必要がある
  • 100万円と番組収録のプレッシャーで練習の成果は出ないのを考慮する

といったところでしょうか?(私は作れるので…)

⑦期間を逆算しながら、⑥から戦略を立てる

集めた情報を極限までシンプルにしたら、それをもとに戦略を立てます。

具体的な戦略の立て方は⑥の極限までシンプルにした情報によって変わります。

戦略を立てる場合は目標設定した期間から逆算して行います。

目標が1年後なら、まず3カ月ごとなどおおまかに区切って戦略を立てます。

そうして実行したのち、そのうちの直近3カ月、次に1か月ごと、1週ごと、1日ごとといったように大きな視点から小さな視点の戦略を立てます。

15分中華丼において情報収集に1日かかったとします。オファーは本番1週間前なので、残り期間は6日間です。


まず初回は通しでやってみて何分かかるか正確な時間を計ります。

つぎにあと6日で15分以内に作るには何分縮めればよいか計算します。

このとき、プレッシャーを考慮して最悪でも12分で作れるように戦略を立てます。

ただし、初回は1時間かかっても2回目は45分程度で作れる可能性が高いです。

料理は初めのうちは大幅に時短できますが、ある程度のレベルまで行くとなかなか時短できなくなるからです。


このレベルまで達したときが20分で作れ、残り期間が3日だったとします。

ここでまた新たに本番から逆算して戦略を立てます。

残り3日で(20-12=)8分時短するには1日平均で3分ほど時短しなくてはなりません。

ですが先ほどのようにレベルが上がれば上がるほど時短できなくなるので、これも考慮します。

よって前日において12分(8分時短)で作るには前々日で14分(6分時短)で作れないといけません。

つぎに前々日において14分で作るには3日前は16分(4分時短)で作れないと間に合わないと判断できます。

このように本番から逆算して戦略を立てれば、本番で15分以内に作れる可能性が見えてきます。(実際に可能かは別問題ですよ笑)

敵を知り己を知れば百戦危うからず

そして戦略を立てるときは、その時点での自分のレベル(実力や立ち位置)を知らなければなりません。

レベルがそこそこあれば高度な戦略を立てた方が効果がありますし、レベル0ならそれなりの戦略を立てなくてはなりません。

つまりその時点での自分のレベルに合わせた戦略が必要になるということです。

また目標のレベルによっても戦略は変わります。

自分がレベル0で目標レベル50のときと、自分レベル50で目標レベル100のときでは上げるレベル数に関しては同じといった具合で目標のレベルがどれくらいなのか把握する必要があります。

ということは、やはりここでも、

戦略を立てる前の情報収集に時間と労力をかけるのが大事という結論になります。

孫子の兵法に敵を知り己を知れば百戦危うからずとありますが、まさにその通りなのです。

はじめから完璧な戦略を立てるのは不可能

もちろん実行しながら戦略の修正もします。

手探り状態で完璧な戦略を立てるのは不可能だからです。

はじめから完璧な戦略を立てるのは不可能で、途中で修正を加えるのも当然と思いつつ戦略を立てましょう。

戦略の立て方の具体例は目標と情報がないと示せませんのでイメージしにくいと思いますが、大きく広く高い視点で全体の俯瞰図(ふかんず)を捉える目が必要です。(鳥の目とよく例えられます)

常に自分を客観的な視点から見るというか、私の場合は考え込んでいる自分を右斜め上から見下ろしているイメージで戦略を立てています。

自分のレベルを知ったうえで、ゴールから逆算しながら、目標設定と情報収集に対応する戦略を立てることに集中してみるといいかもな。

金太郎
金太郎

CFP試験・社労士試験における戦略の立て方

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⑧自身と戦略に適した戦術を採用する

戦略を立てたら、最後に戦術を考えます。

戦術は自分の特長や環境などに加えて、戦略に適したものを採用する必要があります。

15分中華丼では

自宅で練習したら費用もかかるし、なかなか上達しないかもしれませんが、

知り合いの中華料理屋さんに頼んでお店で練習させてもらえれば、費用もそれほどかからずプロの指導も受けられて一石二鳥になる、

ということが戦略です。

この戦略は自分が初心者であることを自覚し、プロなら15分で作れるものの、自分ひとりだとどうも無理らしいことを情報収集と分析によって得たからこそ採れる戦略でしょう。

しかも、この戦略なら戦術は初心者の自分が決めなくてもプロが決めてくれるのもメリットです。

例えば材料は重ねて切るなど包丁の使い方を覚えたり、炒める前に油通ししたり、道具は全て自分の手の届くところに配置したり、といったようなプロなら当然の時短戦術を授けてくれるはずです。

実行しながら自分にあった戦術をさぐるのも楽しみのひとつだと思おうな!

金太郎
金太郎

多くの人は戦略より戦術にこだわる

戦略が鳥の目で見るのに対して、戦術は虫の目で見る必要があります。

「虫の目で見る」とは、人間が見えないようなチリやホコリを虫の目なら見えるのと同様に、ものごとを近視眼的に細かい視点から見ることを指します。

目標を達成するには、ものごとを大局的に見る鳥の目と、その場その場を乗り切るための虫の目両方をバランスよく持つことが必要なのです。

そして何度も言っているとおり、戦術は戦略より優先度が低く重要ではないのです。

しかし多くの人は戦略より戦術にこだわる傾向があります。

あえて厳しくいうと、

多くの人は大局的にものごとを見るような戦略をロクに立てずに、細かい戦術的部分から考えてしまう傾向があります。

資格試験においては、

独学・通信教育・通学のどれが良いか

とか

科目はどれから始めれば良いか

とか

テキストと過去問演習はどっちから始めれば良いか

とか

そんなんどっちでも変わらんわ(笑)自分に合うものを使えば?

って合格者なら思ってしまう細かい部分にこだわってしまう人が多いのです。

何度も言いますが、目標設定→情報収集→戦略→戦術の順に重要度は低くなります。

戦術にこだわりすぎず、立てた戦略に沿っていけば必ず目標にたどり着ける!と信じて突き進む方がよほど大事です。

採用した戦略と戦術を信じてポジティブに考えようぜ!

金太郎
金太郎

⑨戦略は原則的に変えない、戦術は変えていく

そして、戦略で目標までの勝ち筋を大局的に見たにもかかわらず、いざ実行してみたら細かい点で問題が出てしまい、戦略を忘れたかのように戦術の方が気になって仕方がなくなる人もいます。

戦略は実行中に修正をしながら進める必要がありますが、原則的な部分まで変える必要はありません。

戦略を変え原則的な部分まで変えてしまうと土台から崩れ何もかもが台無しになってしまうからです。

ただし、それに対して戦術は常に変えていく必要があります。

「自分に合わないな」

と感じたらすぐに戦術を変えると状況が変わる場合が多々あります。

また立てた戦略より遅れている場合や環境の変化などに対応する為に戦術を変える必要が出てくるときもあります。

このようなときも自身と戦略に合った新たな戦術を採用するよう心がけましょう。

はじめに戦略を立てたあとはすぐに実行

戦略も戦術も実行しながら徐々に修正を加えようね。

クマッタ
クマッタ

まとめ

この記事では、「戦略」と「戦術」の定義と、それぞれの違いについて

戦略はおおまかな計画や方針

戦術はこまかい具体的な行動ややり方を指すこと、

および

戦術は戦略より重要ではないこと

また、

ものごとを始めるときの手順として

  1. 何かを始めるときは、目標設定→情報収集→戦略→戦術
  2. 目標は対象と期間を明確にする
  3. 目標が決まったら情報収集を徹底的に行う
  4. 情報収集したうえで分析する
  5. 分析は最高と最悪を想定して様々な角度から検証する
  6. 検証後はなるべくシンプルな情報に落とし込む
  7. 期間を逆算しながら、⑥の情報から戦略を立てる
  8. 自身と戦略に適した戦術を採用する
  9. 戦略は原則的に変えない、戦術は変えていく

をお伝えしました。

気が付けば11,000字を超えた記事なってしまいました

長すぎだよ!

っていう声が聞こえてきそう(笑)ですが、この記事が誰かの心にぶっ刺さって何かの参考になれば幸いです。

以上!ちえぶくろでした!!

今回もありがとうございました~!!


みなさまいつもコメントありがとうございます!

今回も心よりお待ちしております!!

まいど当ブログをご覧いただきありがとうございます!!

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ちえぶくろ
ちえぶくろ
1級FP技能士・社会保険労務士
【異色の経歴】現役料理人からFP社労士開業 【承ります】家計相談および健康寿命後の資金1500万円を貯める伴走支援/お金・社会保険に関する記事監修
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