【どっち?】社労士・FP1~3級・CFP・AFPを比較してみた!
まいど~!ちえぶくろです!!
今回のテーマは、
- 【似てるの?似てないの?どっちなんだい?】社労士・FP1級・FP2級・FP3級・CFP・AFPを徹底比較してみた!
です。
【現役FP社労士が書いた宇宙一詳しい社労士とFPの比較表の決定版】
社労士とFP1級はもちろん、FP2級・FP3級・CFP・AFPも含めて全てこの記事で比較してるから他サイトを回る必要なし!
どっちが難しい?どこが被る?→秒で解決できます!
そしてただ公式情報や数字を比較するだけじゃつまらないので、いつも以上に私の主観をこってり増量マシマシでお送りています(笑)
【社労士とFPの比較記事の決定版】がないと思いませんか?
みなさま毎度タップ&クリックありがとうございます。
あなたは
社労士とFPに興味があるけど詳しく比較した記事がないな…
とか
社労士かFPを受けたいんだけど取って後悔したらイヤだな…
とか思っていませんか?
そんなあなたのために、この記事では社労士とFPの
- なるためにはどうする?
- 試験概要
- 費用
- 難易度
- 仕事内容
などを比較しながら【社労士とFPの比較記事の決定版】を目指し、できるだけ全体を網羅して書きました!
この記事を読めばあなたは社労士やFPを目指すことになったり、どっちもいらないやと感じてもう他のサイトを見る手間が省けたりするでしょう。
ちなみに社労士になろうとするなら先にFP2級を取得することをオススメします。
なぜならFPと社労士のダブルライセンスの相性がよく、学習するうえでもFP2級を社労士の前に取得した方が効率的だからです。
なお、社会人なら独学よりカネの力をブイブイ言わせて通信講座で勉強する方が効率的で、社労士もFP2級も同じ通信講座で勉強すると更に効率的です。
通信講座の私のオススメはフォーサイトで、理由は私が使っていたからです(笑)
フォーサイトのオススメポイントは何と言っても合格率の高さです。
合格率の高さは受験生のレベルの高さの表れであり、また講師陣・テキストをはじめとした教材・学習アプリの使いやすさなど全てにおいてレベルが高い表れでもあります。
また、フォーサイトはコスパが高いのも特徴です。
試験合格に必要な知識だけをギュッと絞って教材を作っているので、無駄な紙代などのコストがかかっていないから他社に比べてコスパが高いです。
なかでも私のオススメはバリューセット2で、紙のテキスト・問題集とスマホ学習が可能なeラーニング・講義に加えて、直前対策と過去問一問一答がセットになっています。
バリューセットには他にも「合格手帳」や「専用ノート」や本試験で役立つシャーペンや消しゴムまで付いてくるので、フォーサイトだけを申し込めば合格までもうお金をかける必要がありません。
さらに、公式ホームページから無料の資料請求をするとバリューセットが10,000円引きになります。(2024年7月30日まで5,000円引きクーポンがありますが、資料請求をして申し込んだ方がテキストの感じもわかるし、10,000円値引きになるので良いかと思います。)
社労士とFPどっちを取るか迷っていたり、FP2級をどんな通学講座を使って良いか迷っていたりする人は、まずは資料請求することをオススメします!!
この記事を書いた人
資格とは無縁だった魚屋の料理人(私、ちえぶくろ)が、コロナ禍をきっかけに一念発起。
月平均27h残業に負けず1年9カ月の学習期間でCFP®6課目同時、FP(ファイナンシャルプランナー)1級、社労士(社会保険労務士)と難関資格をすべて一発合格しました。
詳しいプロフィールはこちら
社労士になるには
社会保険労務士(以下;社労士)になるには⓪受験資格がある者が①試験に合格し②実務経験2年以上(②’事務指定講習で代替可能)ある状態で③名簿登録する必要があります。
③名簿登録をしないと「社労士です」と名乗るのも法律違反です。
FPになるには
社労士と違いファイナンシャルプランナー(以下;FP)になるには、じつは何も要件がありません。
試験に合格しなくても勝手に「FPです」と名乗っても問題ありません。
しかし、試験(検定)に合格することなく、〇級ファイナンシャル・プランニング技能士やAFPやCFP®と名乗ったり名称を使用したりすることはできません。
FPは試験の難易度が高い順に1級>2級>3級となっており、CFPと1級、AFPと2級は同レベルです。
よって一番簡単に名乗れるのは「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」です。
2級FP・3級FPになるには
2級FPまたは3級FPになるには、検定を受ける必要があり、検定は学科と技能の2つに分かれています。学科・実技両方に合格すれば〇級FPになれます。
1級FPになるには
1級FPになるには1級FP実技検定に合格する必要があります。
1級FP実技検定には「1級FP学科検定に合格する」など、後述の受験資格があります。
また1級FP学科試験にも「FP2級と実務経験1年以上」など、後述の受験資格があります。
AFPになるには
AFPになるには、①2級FPに合格し②AFP認定研修(eラーニングや提案書の作成など)を受け修了する必要があります。(①と②は前後しても可)
CFPになるには
CFP®になるには、①AFPになった上で②CFP試験6課目の全てに合格する必要があります。
そして②6課目合格後③実務経験3年以上(合格前でも可)ある者が④エントリー研修(動画視聴)を修了すると晴れてCFP®となれます。
AFP・CFP制度について詳しくは日本FP協会HPをご覧ください。
社労士とFPは国家資格?民間資格?どっち?
で、なんでFPのしくみはややこしいのかと言うと、〇級FP技能士は「きんざい」と「日本FP協会」の2つの団体が主催(1級学科試験だけは「きんざい」のみが主催)している国家資格で、AFP・CFPは「日本FP協会」のみが主催する民間資格だからです。
つまり、主催者が違うからです。
2団体で主催が分かれている理由は既得け…大人の事情です(笑)
社労士は国家資格で、弁護士・司法書士・弁理士・税理士・行政書士・土地家屋調査士・海事代理士と並んで8士業と言われています。
どっち?(認定者) | 試験主催者 | |
---|---|---|
社労士 | 国家資格(厚生労働省) | 全国社会保険労務士会連合会 |
〇級FP技能士 | 国家資格(厚生労働省) | 1級学科のみきんざい 他は日本FP協会ときんざい |
AFP・CFP | 民間資格(日本FP協会) | 日本FP協会 |
社労士とFPの試験概要を比較
社労士とFPの試験概要を比較しますが、文字情報だとごちゃごちゃするので図表を中心にしています。
試験概要を比較(主観多め)
概要 | |
---|---|
社労士 | 年1回の一発勝負。 選択式で1点足らず涙を飲む猛者が多数。 |
FP1級学科 | 基礎編と応用編に分かれ同日開催。年3回の一発勝負。 基礎編の方が難しい傾向。 |
FP1級実技(FP協会) | 年1回の一発勝負。 論述を除いて2級レベル。 |
FP2級 | 年3回の実施。 学科・実技の部分合格制。 一般的に実技の方が簡単で対策しなくてOK。 |
FP3級 | 好きな日時で受験可能。 合格発表日の翌日から再受験も可能。 |
CFP | 年2回の課目合格制。 金融得意なら6課目同時狙いだね。 |
AFP | (試験なし) |
CFP試験は税理士試験と同様に課目合格制で、1課目ずつ受験し合格課目を積み上げていくことも可能ですし、私のように6課目同時受験することも可能です。
協会員である限り、課目合格の時効はありません。
*CFP試験の詳細は日本FP協会HPをご覧ください。
試験形式を比較
試験形式 | |
---|---|
社労士 | 選択式→20語から語群選択 択一式→5択 |
FP1級学科 | 学科基礎編→4択 学科応用編→記述式 |
FP1級実技(FP協会) | 4択や論述など記述式 |
FP2級 | 学科→4択 実技→記述式 |
FP3級 | 学科→〇×と3択 実技→3択 |
CFP | 4択 |
試験時間を比較(社労士だけ異様に長いw しかも丸1日で実施!)
試験時間 | |
---|---|
社労士 | 選択式 80分(1時間40分) 択一式 210分(3時間30分) |
FP1級学科 | 基礎編 150分 応用編 150分 |
FP1級実技(FP協会) | 120分(簡単すぎて60分で退出する受験生多数) |
FP2級 | 学科 120分 実技 90分 |
FP3級 | 学科 90分 実技 60分 |
CFP | 1課目 120分(1日3課目なので同時受験すると合計360分) |
合格基準を比較
合格基準 | |
---|---|
社労士 | 総得点と科目ごとの基準点を全て上回ること。 (択一式で50点超なら選択式も安全圏。とはいえ、運ゲー要素あり) |
FP1級学科 | 120点以上/200 (基礎編・応用編各100点満点) |
FP1級実技(FP協会) | 60点以上/100 |
FP2級 | 学科36点以上/60 実技60点以上/100 |
FP3級 | 学科36点以上/60 実技60点以上/100 |
CFP | 基準点以上(6~7割で合格。金融は毎回6割ほどで合格) |
社労士の基準点について詳しくはこちらの記事をご覧ください。(ショッカーの写真がわかりやすいと思います。)
受験資格を比較【FP3級以外は受験資格が必要】
受験資格 | |
---|---|
社労士 | ①学歴 ②実務経験 ③厚労大臣が認める国家資格 |
FP1級学科 | ①FP2級を取得+実務経験1年以上 ②実務経験5年以上 ③金融渉外技能審査2級の合格+1年以上の実務経験 |
FP1級実技(FP協会) | ①CFP認定 ②CFP6課目合格後3年以内 ③FP1級学科合格 |
FP2級 | ①AFP研修修了 ②FP3級合格 ③実務経験2年以上 |
FP3級 | なし(これからFP業務を行おうとすること) |
CFP | AFP認定者 |
*社労士の受験資格の詳細は社労士試験センターHPでご確認ください。
*FPの受験資格の詳細は日本FP協会HPまたはきんざいHPをご覧ください。
試験範囲を比較
社労士の範囲 (勉強内容) | 楽しい度 | FPの範囲 (勉強内容) | 楽しい度 |
---|---|---|---|
労働基準法 有休とか36協定とか | 金融 インデックス投資とか資産運用 | ||
労働安全衛生法 暗記科目で得点にもならない | 不動産 マンション投資とか借地権とか | ||
労災保険法 カニ汁とか前半は意味不 | ライフプランニングと社会保険 老後資金の試算とか計算中心 | ||
雇用保険法 勉強が進むにつれ楽しくなる | (ライフプランニング編) FP倫理 ライフプランニングの手法 6つの係数 住宅ローン・教育資金・老後資金 | ||
徴収法 得点源だから好き | |||
健康保険法 細かい規定が多い | (社会保険編) (ここだけ社労士と範囲が重なる) 労災・雇用・健康保険・介護保険 国民年金・厚生年金・企業年金など 社会保険の軽い知識と計算問題 労働基準法・労働契約法なども出る | ||
国民年金法 一部繰上げを嫌いになっても 国年を嫌いにならないで! | |||
厚生年金保険法 退職時改定とは友達に なれませんでした | 保険 民間保険のしくみ CFPでは簿記(仕訳)も出る | ||
労働一般常識(労一) 一般常識ではない一般常識 | 税金 所得税は楽しい。 消費税は無くなれ | ||
社保一般常識(社一) 介護保険とか企業年金とか | 相続 範囲が狭いから簡単 |
試験日と合格発表日を比較(2024年7月現在)
試験日 | 合格発表日(予定) | |
---|---|---|
社労士 | 2024年8月25日 (原則的に毎年8月の第四日曜日) | 10月2日(水)9:30 社会保険労務士試験センターHP |
FP1級学科 | 2024年9月8日 2025年1月26日 | 10月21日(月)10時 3月7日(金) きんざいHP |
FP1級実技(FP協会) 8月1まで申請可能 | 2024年9月8日 (原則的に毎年9月の第二日曜日) | 11月6日(水)10時 日本FP協会HP |
FP2級 | FP1級学科と同じ | FP1級学科と同じ |
FP3級 | 休止期間*を除いて毎日実施 | 試験翌月の中旬頃 |
CFP | 11月10日、17日 | 12月17日(火)10時 日本FP協会HP |
*FP2級は2025年4月からFP3級と同様に休止期間を除いて毎日受験可能になる予定です。
*FP3級の休止期間と合格発表日は日本FP協会HPでご確認ください。
CFP試験は1日目に金融・不動産・ライフの順で、2日目にリスク・タックス・相続の順で実施されます。
社労士とFPの費用を比較【どっちが費用かかる?】
初期費用(受験料と登録料・年会費等の合計)を比較
受験料 | 登録料・年会費等 | 合計 | |
---|---|---|---|
社労士 | 15,000円 | 260,000円 | 275,000円 |
FP1級学科 | 8,900円 | 28,900円 | |
FP1級実技(FP協会) | 20,000円 | ||
FP2級 | 11,700円 | 11,700円 | |
FP3級 | 8,000円 | 8,000円 | |
CFP | 6課目同時23,100円 | 25,000円 | 48,100円 |
AFP | (研修費8,000~円) | 22,000円 | 30,000円 |
*社労士の費用は都道府県ごとに異なります。また政治連盟に加入する場合、別途7,000円ほど費用がかかります。
受験料を比較
受験料 | |
---|---|
社労士 | 15,000円 |
FP1級学科 | 8,900円 |
FP1級実技(FP協会) | 20,000円 (きんざいは28,000円) |
FP2級 | 学科5,700円 実技6,000円 (きんざいでも協会でも同じ) |
FP3級 | 学科4,000円 実技4,000円 (きんざいでも協会でも同じ) |
CFP | 1課目6,600円 同時に2課目以上の出願なら、2課目めから3,300円 つまり1課目6,600円 2課目9,900円 3課目13,200円 …6課目23,100円(6600+3300×5) |
登録料・入会金・年会費を比較
合計 | 登録料 | 入会金 | 年会費 | |
---|---|---|---|---|
社労士 | 260,000円 | 60,000円 登録手数料含む | 80,000円 | 120,000円 (月割り) |
FP1級 | 0円 | |||
FP2級 | 0円 | |||
FP3級 | 0円 | |||
CFP | 25,000円 | 5,000円 | 20,000円 | |
AFP | 22,000円 | 10,000円 | 12,000円 |
*社労士の登録要件である実務経験が2年以上ないときに事務指定講習を受ける場合、講習料77,000円かかります。
*CFPの認定要件である実務経験が3年以上ないときに研修を受ける場合、研修料が70,000円ほどかかります。(費用は研修により変わります)
*CFP・AFPは2年ごとに更新手続きをする必要があり、期間中に数千円~数万円の費用が別途発生する場合があります。
社労士とFPの難易度を比較【どっちが難しい?】
社労士とFP1級の難易度は【社労士のほうがダントツで難しい】です。
詳細は「FP」こそ社労士の前に受ける試験な理由3選をご覧ください。
- 令和5年第55回社労士試験の詳細はhttps://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001152951.pdfをご覧ください。
- FP1級学科・きんざい主催のFP2級3級の詳細はhttps://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/result-fpをご覧ください。
- 日本FP協会主催のFP資格の詳細はHPバナーにある「FP技能検定」よりご覧ください。
- CFP試験の詳細はhttps://www.jafp.or.jp/aim/cfp/cfp_exam/cfp_result/をご覧ください。
合格者数を比較
直近3年平均 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | |
---|---|---|---|---|
社労士 | 2,427 | 2,720 | 2,134 | |
FP1級学科 | 553 | 1月 456 5月 736 | 1月 638 5月 170 9月 653 | 1月 531 5月 582 9月 657 |
FP1級実技 (FP協会) | 1,077 | 967 | 1,186 | |
FP2級 | 12,531 | 1月11,692 5月13,927 | 1月15,604 5月11,986 9月11,363 | 1月11,517 5月13,266 9月10,889 |
FP3級 | 27,214 | 1月32,355 | 1月33,275 5月30,113 9月22,282 | 1月35,064 5月32,461 9月26,951 |
CFP | 金融1,075 不動産950 ライフ942 リスク1,146 タックス1,031 相続1,108 | 6月金962不904 ラ813リ1,188 タ1,014相1,100 | 6月金1,111不921 ラ970リ1024 タ1,141相1,045 11月金1,056不955 ラ895リ1,104 タ923相1,048 | 6月金1,245不996 ラ1,066り1,221 タ1,074相1,262 11月金1,000不972 ラ968リ1,194 タ1,001相1,083 |
CFP6課目同時 | 15.6 | 6月 20 | 6月 21 11月 15 | 6月 15 11月 7 |
*FP2級、3級は協会主催のみの完全合格者(学科+実技に合格した者)数
合格率を比較
直近3年平均 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | |
---|---|---|---|---|
社労士 | 5.80 | 6.36 | 5.25 | |
FP1級学科 | 10.11 | 1月 8.72 5月 16.95 | 1月 10.38 5月 3.51 9月 13.00 | 1月 6.67 5月 9.39 9月 12.28 |
FP1級実技 | 97.6 | 96.2 | 99.0 | |
FP2級 | 学科48.70 実技57.66 | 1月学39.00 実61.12 5月学59.29 実54.87 | 1月学56.12 実59.53 5月学48.82 実58.61 9月学53.54 実52.02 | 1月学41.51 実56.33 5月学49.20 実62.11 9月学42.16 実56.55 |
FP3級 | 学科83.23 実技86.42 | 1月学83.14 実86.56 | 1月学85.25 実88.34 5月学88.25 実86.83 9月学74.78 実77.67 | 1月学87.01 実90.75 5月学83.37 実90.33 9月学80.78 学84.44 |
CFP | 金融31.86 不動産37.20 ライフ34.94 リスク34.76 タックス36.68 相続36.32 | 6月金29.5不36.5 ラ31.0り35.7 タ36.1相37.9 | 6月金30.7不35.8 ラ35.6り31.8 タ39.0相31.4 11月金33.4不38.1 ラ35.4り35.3 タ35.6相34.3 | 6月金34.3不37.1 ラ35.9リ34.8 タ36.0相39.8 11月金31.4不38.5 ラ36.8リ36.2 タ36.7相38.2 |
CFP6課目同時 | 8.8 | 6月 11.0 | 6月 11.2 11月 9.8 | 6月 7.5 11月 4.5 |
勉強時間・勉強期間を比較
合格に必要な勉強時間 | 週の勉強時間 | 標準的な勉強期間 | |
---|---|---|---|
社労士 | 1000~1500時間 | 20~40時間 | 5~12カ月 |
FP1級学科 | 500~600時間 | 20~40時間 | 3~9カ月 |
FP1級実技(FP協会) | 0~10時間 | 0~10時間 | 0~7日 |
FP2級 | 150~300時間 | 10~20時間 | 3~5カ月 |
FP3級 | 80~150時間 | 6~10時間 | 1~3カ月 |
CFP6課目同時 | 500~600時間 | 20~40時間 | 3~7カ月 |
AFP (提案書作成) | 20~50時間 | 10~20時間 | 2週間程度 |
*私はFP1級学科とFP3級を受検していないので、ネットに転がっている情報でエアプしてます(笑)
目安として
- 1日1時間勉強して日曜は休みなら週6時間(FP3級を3カ月で合格する方法)
- 1日3時間勉強して日曜休みなら3×6日=週18時間(FP2級を4カ月で合格する方法)
- 平日3時間+土日6時間なら(3×5+6×2)×4=週27時間(CFP6課目を5カ月で同時合格する方法)
- 平日4時間+土日8時間なら(4×5+8×2)×4=週36時間(社労士の7月やCFPの直前期で理想の勉強時間)
ですが、社労士の8月は
- 平日4~5時間+土日10~12時間=週40時間以上は勉強するもの
と覚悟してください。
勉強方法を比較(私のオススメ勉強法)
勉強方法 | |
---|---|
社労士 | 過去問とテキストを行ったり来たりする。 過去問の答えを覚えてからが勝負。「過去問読み」を徹底的にやる。 |
FP1級学科 | (受検していないので、わかりません) |
FP1級実技(FP協会) | FP2級の知識が抜けてないなら合格できる。 必要に応じて緑本*で論述対策を。 |
FP2級 | 合格だけなら過去問を2,3周して答えを覚えるだけで可能。 FP1級やCFPを取るならフォーサイトなどを使って基礎から勉強を。 |
FP3級 | 合格だけなら過去問道場と本多さんチャンネルだけでも可能。 ただし提案書作成してAFP狙いの方が勉強になる。 |
CFP | 3~4課目ずつの合格を1年で狙うのが負担のない取り方。 時間に余裕があるか、金融得意なら6課目同時狙い。 |
AFP | 提案書作成は表紙さえ整っていればパスできるらしい。 よって中身はそう気にする事はない。 自分らしい提案を自分で考えることが勉強になります。 ネットや他人の力を借りずに仕上げてみましょう。 |
社労士とFPはどっちが先?
全くの初学者が社労士とFPどっちを先に取得すべきか?は、絶対に【FP】が先です。
なぜなら簡単なものから難しいものへ挑戦した方が効率的だからです。
いきなり難しいものから挑戦すると非効率で挫折する原因となります。
また自分の勉強スタイルや資格試験の戦い方を知る上でも簡単なものから始めて肩慣らしすべきです。
詳しくは↓↓↓の記事をご覧ください。
社労士とFPは独学で取得できる?
社労士とFPの試験について、よくある悩みが「独学で取得できるか?」ですが、この答えは、
FPも社労士も独学で取得するのは可能だと思っています。
ただし、もし私がもう一度試験を受けるなら独学でやりますが、初学者でお金があるなら通信教育一択しかない
です。
しかし独学だとしてもFPは合格できると思いますが、社労士は独学に加えてシャロスタも並行して利用すると良いかと思います。
独学のメリットは何と言っても費用が抑えられる事ですが、何年も手こずっていては逆に費用がかかってしまうかも知れません。
社労士の場合、少しでも合格可能性を高めたいなら独学に加えシャロスタを利用した方が無難です。
独学やシャロスタについて詳しくは別の記事で書きますね。
社労士とFPの仕事内容を比較【どっちが稼げる?】
また社労士とFPはどっちが稼げるか?という問題もよくあります。
登録要件を比較
試験合格後の登録要件 | |
---|---|
社労士 | 実務経験2年以上または事務指定講習を受講 |
FP1級学科 | (きんざいか協会の実技に合格しないと登録できません) |
FP1級実技(FP協会) | なし |
FP2級 | なし |
FP3級 | なし |
CFP | エントリー研修+実務経験3年以上など 詳細は協会HP |
AFP | ①フォーサイト等に申し込んで提案書作成→FP2級取得(基本過程) ②FP3級→FP2級なら認定研修を修了する必要あり(技能士過程) 詳細は協会HP |
働き方を比較
社労士とFPどっちも独立開業する働き方と、企業に勤務する働き方があります。
働き方の選択肢 | |
---|---|
社労士 | ①独立開業して顧問契約を結ぶ ②社労士法人の社員やパートとして働く ③一般企業の総務課などで働く ④副業 など |
FP(1~3級、CFP、AFP) | ①独立開業 ②銀行や保険会社で働き、そこに来る顧客相談を行う ③一般企業の総務課などで働く ④副業 など |
独占業務を比較
独占業務 | |
---|---|
社労士 | ①労働・社会保険関係の書類作成と手続代行(一号業務) ②法定三帳簿の作成代行(二号業務) |
FP(1~3級、CFP、AFP) | なし |
*法定三帳簿とは
- 労働者名簿
- 賃金台帳
- 出勤簿
労働基準法で義務づけられている3つの帳簿を指します。
業務内容を比較
- 社労士=企業のヒト問題を未然に防ぐ専門家
- FP=個人のカネ問題を未然に防ぐ専門家
社労士は独占業務が社保の手続き関係や帳簿作成であるため、顧客が企業であることが多いです。
一方のFPは、個人を顧客としつつお金の問題を未然に防ぐ専門家として活躍しています。
業務内容 | |
---|---|
独立系社労士 | 独占業務はもちろん、労働基準法や労働関係法規のアドバイザーとして顧問契約を結ぶ |
社労士法人の勤務社労士 | クライアント企業の労務管理や社会保険関連の実務代行 主に独占業務を中心に行うが、ボスの方針によってはコンサルティングにも力を入れているところもあり、独立系社労士と変わらない業務内容となる場合がある |
一般企業の勤務社労士 | 企業内の労務管理や社会保険関連の実務 企業の実情に即したアドバイスや対応が可能であり、労務問題への迅速な対処ができることが大きな特徴 |
独立系FP | FPの3大業務と言われる①執筆②講演③相談のどれか、または組み合わせ。 相談業務とともに提携する保険を売ってキックバックをもらうケースも。 |
銀行や保険会社の勤務系FP | ①自社の金融商品(投資信託、保険、ローンなど)の販売や顧客へのアドバイスが主な業務(いわゆる無料FP相談) ②顧客へのセミナー開催なども |
一般企業の勤務FP | ①社内従業員向けのアドバイス(特に保険や年金) ②会社が保有する資産の運用サポート など |
平均年収を比較
平均年収 | |
---|---|
社労士全体 | 500万程度 |
独立系社労士 | 年収の幅が大きく、100万円〜1,000万円以上まで様々。 クライアント数や経験によって大きく変動する。 |
勤務系社労士 | 400~500万程度 社労士法人で手続き業務が中心の場合、年収は低い傾向が… |
FP全体 | 600万程度 |
独立系FP | 収入の幅が大きく、数千万円を稼ぐFPも。 顧客層や実績と信頼によって仕事量が変わるため、収入の変動も大きくなる。 |
勤務系FP | 一般的に400万円〜600万円程度 保険会社によっては年収1000万超も |
試験の難易度が高い社労士よりも、試験の難易度が低いFPの方が年収が高いのは意外ですよね。
これは保険会社に勤務するFPなどは、FPというより保険など金融商品の営業マンとしてのスキルが問われるからです。
保険を売りまくってる営業マンは年収が高く、その人がついでにFPを持っているからFP全体の年収が高い傾向があると考えられます。
それだけ保険は売る側にとって儲かる商品なのです。
総じて、FPの方が社労士よりも年収の上限が高い傾向にありますが、両者とも経験や働き方によって大きく変動します。
また、社労士は独占業務がある国家資格としての安定性があり、FPは金融商品販売などによる収入増加の可能性があるという特徴があります。
将来性を比較
社労士とFPは年金などの一部の分野で重なる部分はあるものの、それぞれ異なる分野で専門性を発揮でき、どっちも将来性のある職業です。
将来性 | |
---|---|
社労士 | あり ①労働力人口の減少による需要の高まり ②年金や社会保険に関する需要の高まり ③AIによる代替が難しい |
FP | あり ①金融リテラシーの向上による需要の高まり ②高齢化社会による需要の高まり ③AIによる代替が難しい |
社労士の将来性
- 労働力人口の減少による需要の高まり:
社労士は、労働法や社会保険法に基づく専門知識を持つため、企業のヒト問題を未然に防ぐのに不可欠な存在です。少子高齢化で労働力が不足するなか、働き方改革などに伴い労務管理が複雑化し社労士の需要は高まっています。 - 年金や社会保険に関する需要の高まり:
高齢化社会の進展とともに、年金や社会保険に関する相談や手続きの需要が増加しています。社労士はこれらの分野で専門的なサポートを提供できるため、将来的にも安定した需要が見込まれます。 - AIによる代替が難しい:
社労士の業務は人間の判断や専門知識が必要な部分が多く、AIによる完全な代替は難しいとされています。特に、労務管理や人事制度のコンサルティング業務は、個別の企業状況に応じた対応が求められるため、今後も人間の社労士が必要とされるでしょう。
FPの将来性
- 金融リテラシーの向上による需要の高まり:
高校教育でも採用されるほど個人の金融リテラシー向上が叫ばれるなかで、FPの役割はますます重要になっています。特に資産運用や保険、老後の資金計画などに対するニーズが高まっています。 - 高齢化社会による需要の高まり:
高齢化社会の進展に伴い、老後不安に関する相談がさらに増加するでしょう。FPは老後不安に対して金銭的な面から不安を取り除くことが可能なため、今後ますます需要が見込まれます。 - AIによる代替が難しい:
FPの業務も社労士と同様に人間の判断や専門知識が必要な部分が多く、AIによる完全な代替は難しいとされています。特に相談業務においては人間の感情的な機微も汲むことが求められるため、今後も人間のFPが必要とされるでしょう。
女性比率を比較
社労士もFPも他士業に比べてどっちも女性比率が高いのが特徴です。
女性比率 | |
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社労士 | 32.7%(2022年度末時点) |
FP | 34.8%(2021年9月時点) |
行政書士 | 15%程度 |
弁護士 | 19.1% |
社労士とFPの女性比率がどっちも高い理由は、
①柔軟な働き方が可能であること②高い専門性と安定性があること③女性の社会進出に伴うニーズの高まり④キャリアアップの機会が多いこと⑤顧客となる女性のための家庭と仕事の両立を支援する知識があることなどが挙げられます。
これらの要素が、女性にとって魅力的な職業選択となって他士業よりも高い比率になっていると考えられます。
向いている人・向いていない人の特徴を比較
ここでは社労士とFPにそれぞれ向いている人と向いていない人を比較します。
なお社労士においてもFPにおいても、それぞれ向いている人と向いていない人の特徴はほぼ同じです。
向いている人の特徴 | 向いていない人の特徴 | |
---|---|---|
社労士とFPに 共通した特徴 | ①行動力がある ②コミュニケーション能力が高い ③間違っていることを間違っていると言える ④人の役に立ちたいという意欲がある ⑤計画的に仕事や勉強ができる ⑥論理的思考ができる ⑦変化に柔軟に対応できる ⑧集中力がある ⑨細かい作業が得意 ⑩独立志向がある | ①’やるべきことを後回しにする ②’人の話を聞けない ③’倫理観がない ④’目立ちたがり屋 ⑤’地道にコツコツできない ⑥’直感的に物事を捉える ⑦’新しい知識や知見を求めない ⑧’飽きっぽい ⑨’おおざっぱ ⑩’挑戦心がない |
社労士 | 労務や社会保険制度に興味がある | (数字や計算が苦手) |
FP | お金のことを考えるのが好き | 数字や計算が苦手 |
社労士もFPも向いている人(向いていない人)の特徴10選
- 行動力がある
- 行動力があって、すぐやる人は社労士もFPも向いています。逆に何でも後回しにする人は向いていません。
- コミュニケーション能力が高い
- 顧客や行政機関など他人とのやり取りが多いため、円滑なコミュニケーションを取れる人が向いています。逆に人の話を聞けない人は向いていません。
- 間違っていることを間違っていると言える
- 法律などのルールを守らない会社や顧客に対して、間違っていることを間違っていると言える強い倫理観と正義感がある人は向いています。逆に意志が弱く倫理観も欠如している人は、いずれ自分の身をも亡ぼす可能性があり向いていません。
- 人の役に立ちたいという意欲がある
- 企業や個人の労務管理や経済面のサポートすることで、「ヒト」の働く環境や「カネ」の問題を改善したいという意欲がある人に向いています。逆に目立ちたがり屋で、自分中心に物事を進めたい人は向いていません。
- 計画的に仕事や勉強できる
- 社労士もFPも顧客が多くなると仕事量も増えるため、計画的に仕事を実行できる人は向いています。また社労士とFP1級は試験も難関であり、長期的な学習計画を立てて着実に実行できる人が向いています。逆に計画性がなく地道にコツコツできない人は向いていません。
- 論理的思考ができる
- 複雑な法律知識や金融商品を理解し、顧客に分かりやすく説明できる論理的思考力がある人は向いています。逆に直感的に物事を捉えるクリエーターや芸術家タイプは向いていません。
- 変化に柔軟に対応できる
- 常に新しい知識を吸収し、法改正や社会情勢の変化に対応できる柔軟性がある人は向いています。逆に新しい知識や知見を求めない人は、顧客にニュースを届けることもできず自分自身も成長できないため向いていません。
- 集中力がある
- 集中力がある人は試験においても仕事においても向いています。逆に飽きっぽい人は試験にも合格できず、商売も続かないので向いていません。
- 細かい作業が得意
- 書類作成や手続き、資金計画の作成など、正確さが求められる細かい作業を苦にしない人が適しています。逆におおざっぱな人は向いていません。
- 独立志向がある
- 将来的に独立開業を目指す人にとって、社労士とFPは魅力的な資格の一つです。特に現状に満足できず何かに挑戦したい人は向いています。逆に挑戦心がない人は向いていません。
これらの特徴を持つ人は、社労士・FPどっちとしても活躍する可能性が高いと言えます。
また、社労士においては
- 労務や社会保険制度に興味がある人
- 労働法や社会保険法などの法律や制度に関心があり、常に最新の情報を学ぶ意欲がある人が向いています。また、給与計算や労働・社会保険料の算定などで計算を必要とする場合があるので、数字や計算が苦手な人は向いていない可能性があります。
FPにおいては
- お金のことを考えるのが好き
- FPは金融商品、保険、不動産、税金、相続など幅広い分野のお金の知識が必要です。お金のことに興味があって、常にお金のことを考えるような人が向いています。当然数字や計算が苦手な人は向いていません。
という特徴がある人は活躍するでしょう。
【結論】で、FPと社労士どっちを取ればいいんだい?→どっちも!!
社労士とFPは相性バツグン!
ここまで社労士とFPを徹底比較しましたが、あなたは社労士とFPのどちらに興味を持ったでしょうか?
私としては、どっちも興味を持ってもらえたら嬉しいですが、もしかしたらどっちを取ればよいか余計に悩んでしまったかもしれません。
そんなときは、どっちも取ってみましょう!
資格のダブルライセンスのメリットは様々ありますが、特に社労士とFPのダブルライセンスは相性バツグンです。
どんなメリットがあるかと言うと、独立開業するときに役立つ3つの武器を持てることです。
- どんなお金の不安も吹き飛ばせる「FP1級=マニアックなお金の知識」と「社労士=社会保険オタクな知識」
- FP1級のレアキャラ度と社労士の独占業務でできる差別化
- FPと社労士の広がりやすい人脈
これら3つの武器を持って独立開業すれば大きなアドバンテージになります。
あなたも是非FPと社労士のダブルライセンスを狙ってみてはいかがでしょうか?
社労士とFPどっちを取るか迷っているなら、FP2級をフォーサイトで取得するのがオススメ!
社労士とFPどっちを取るか迷っているなら、FP2級をフォーサイトで取得するのがオススメです。
理由はFPと社労士のダブルライセンスの相性がよく、学習するうえでもFP2級を社労士の前に取得した方が効率的だからです。
そして社会人なら独学よりカネの力をブイブイ言わせて通信講座で勉強しちゃいましょう!
通信講座の私のオススメは、高い合格率を誇りコスパの高い『フォーサイト』です。
以上、参考になれば嬉しいです。
今回もまいど!ご利用いただき、ありがとうございました~!!
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